最近のノート

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周りには「面白い」が溢れている。
プロとかアマとかは語るもんじゃない。定義はいらない。というか定義がはっきりとしていないものに満ちているんだから、その事すら多様化しているんだし、だからどちらでいても、たぶん空しさが漂っているし、楽しかったりするし。なにかを正当化するためにしか使われていない。それによって説明しやすかったりするし、それは単に意識の問題でしかない。結局、そこからはその間を見つめる作業となるしかないということで、なおさらお金の事を考える。世の中ってそういうことだよ。積極的にアマでいなくても、すでにアマは積極的な時代だよ。断層の間にお金。これじゃお金の議論だ。つまらない。でもお金は大事だから。生きていくためには最低限は必要です。
「不味い」ラーメン屋が、「不味い」を売りにして客を呼んでいる。その状態が「面白い」っていう時に、それを戦略としている主人も、そこに冷やかしでもマジだろうとそれを求めて来る客たちは「面白い」となる。はい、無敵。じゃあなんでも面白い。引いているってことだ。引いてしまえば、面白い。空洞です。
皆が何でも面白いっていうのに、ふん、ってなっているという話。ふん。
好きとか嫌いとかは信用足るものではあるよ。対照。
はっきりと収めるために、いま確かなことを収めるためにしか、出来ない感じが強くなっていて、その為なら何でもするという覚悟がいっそう必要になっているんだけど、いまだそれに付いていっていない自分がいて、それがどこまでももどかしく、イライラする。そして体調が悪かった。憂鬱だった。それは過去。そして今。
で、最近のあれこれ。
仙台育ちの私です。順子さんに勧められていた「重力ピエロ」という本は心に残り、その映画の出来は見事に最悪でした。WOWOWにて初めて見る事となってしまった「13日の金曜日」は武藤さんと共にギャーッと言っては、ほぼ目を瞑り、つまり見てない同然だったのですが、内容としては二組のカップルが激しいセックスをしたあと、ジェイソンに殺されていたのです。おわり。そしてCat Powerを聴いていた。とても良い。彼女のPVは良い。ああ、さまぁ〜ずを見てると楽しい。それから上野で一人で動物園で象を見ている。なんか悲しい。ああ、象。そして久しぶりにシャーロック・ホームズを読書。素晴らしい。さあ、「農業少女」の多部未華子。多部未華子はメチャクチャ良い。多部未華子ったらないよ。彼女は好きだよ。銀座にて、エレキコミックのライブ「中二のアプリ」は最高にバカバカしかった。ちなみに客席にはエレ片の「片」が見に来ていたので、俺にとっては何だかエレ片だったのです。
最近の悩み悩んで家を漂う俺に向かって、「恋でもしてるの?」と聞くメンバーの橋本。恋をしてるのかはともかく、悩みはひとまず吹き飛びました。さあ、試合再開です。ピーっと。
「生きている」、「ジャパニーズ・スリーピング」、「The Girl Problem」へ。

太陽と健康

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眠れない。
力尽きてしまった時。薬を飲んだ時。そういう時にだけ眠る事が出来る。前者は眠りが浅くて、後者は恐ろしく深い。どうしたのかというほどに力が入らない。テレビなどの刺激物には負けてしまうので、野球とかサッカーの結果とかだけを確認して、専らラジオで過ごす。映画だけは何とか見ている。本を読んでいる時はもっとも素晴らしく、リラックスをしている。ああ、本と音楽には勝てない。しかし色々と疲れが溜まっているのだろうか。わからない。自分ではまったく分かっていない。うーん。さまざまな事に敏感になっているのはあるんだと思う。部屋でこれほど、ぼーっとしてしまうのは何だろう。とにかく力が脱けている。もう何度も編集中の映画を見ている。そのことが頭にあると、別のことを進めなくちゃいけないと思い、面倒な書類をどう処理するかと悩んでいたら、さらに新しくどんな事をするのかを考えこんでしまい、何よりも遊園地再生事業団の公演が近いのだと考えると、様々な事が頭の中で回りはじめて、それが中心でぶつかって中心から離れていく。そして集中が散らかる。余計なことを身体にまとわりつかせて、頭がうまくまわらないので、ただただ疲労感が漂うのでしょう。そして眠れない。たぶん。わからない。これが五月病ってやつなのか。いや、五月病は減っているそうだ。うーん。なんだろう。やりたい事はたくさんあるのだ。やるべき事も。最近、強烈に仙台の時のことを思い出したせいか。悩んでしまう。ヘラヘラとしていたいんだけど、そうもいかない。時が解決するのかもしれない。いまはこの状態に耐えて抜け出そう。さっぱりと。
笠木(泉)さんから来た絶妙なタイミングのメールによって救われる。言われたら出来た。休憩です。しょうもないお笑いのDVDを投入して、ダラダラとして、ちょっとだけ眠って、本を読んで、ぼーっとして、野球を見て、今から夜のお散歩です。眠る前に。
あと、イベントに呼んでくれたバンドの人と話して、6月のクラブにてやる事のタイトルを決めた。
『The Girl Problem』です。女は女である、というお話を、無意味な歌とダンスでやろう。
執筆中の『Woman and Spectacle』の前哨戦とします。
「クリエイティブに吃る」か。なるほど。

読書

昨日は読んだ一冊の本の影響で、完全に参ってしまいました。
そのまま、青年団の「革命日記」を見ましたが、一度見ていたし、前の時よりも空間が広くて、その広さになんか違和感を感じて、しかもこの本を読み終えてすぐだったので、集中が違うところにいってしまいました。最近このあたりの資料を読んでいたので、言葉はすらすらと入ってきました。でも、それどころじゃないほどに動揺をしてしまっていた。参りました。フラッシュバックが起こり続けて、脳がパンクしそうでした。
帰宅しても興奮状態で眠る事が出来ず、お腹も痛くなってきて、ひとまず薬を飲んで眠りました。
起きても駄目です。全然落ち着きません。

ケンケンケンケンパ!

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早朝まで作業。
途中、スペインサッカーを鑑賞。FCバルセロナが王手をかけた。来週で決まります。
色々と作業をしてから、ほぼ寝ないで電車に乗り込む。この時間帯に電車に乗る事がないので、空いている朝の電車の車内に差し込む光を見るのはとても久しぶりで、すごく良い。いつまでも車窓からの風景を楽しんでいた。こういう気持ちになれるなら、この時間帯の電車には趣味のように乗りまくろうかと思う。電車に乗るのが趣味の時があったな。一人で色々な電車によく乗りました。そして五月の光は柔らかくて線を綺麗に溶かします。
写真を撮るにはもってこいの季節到来です。
座・高円寺です。この劇場にて今度のリーディング公演に向けて、舞台の組み方を決めていく。そのためにちょこちょこ動いていました。色々と動いていたけど、どうも自分が動くと丁寧にしようとしても雑になっているようで、それを宮沢さんに指摘される。(田中)夢ちゃんこのカフェでテキパキと動いているのが想像がつく動きをみせる。自分が経営する店であるかのように動いていた。色々と確認出来たので準備をしていこう。お世話になる劇場の人と話した後には、そこでランチをとる。とても美味しかった。宮沢さんに食事をご馳走になり、新宿まで車で送ってもらう。今からの予定をしっかりと考えていく必要があるので、これから撮影の準備もしていかなくてはいけない。あと、ツイッターで宮沢さんがフォローしてくれた。
帰宅して少し眠る。
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夜はホベルト(ブラジル人の友達で映像作家)が家にくるというので起きて待つ。
ブラジルのテレビ番組で、植物の樹そのものにだけスポットを当てている番組があるらしく、それの素材を撮りに京都に行っていたという話を聞く。その番組が20周年かなにかで、スペシャル番組のテーマが桜だったという。京都で桜の樹に向けてホベルトはカメラをまわしていた。それをブラジルの人がテレビの前で見る。ブラジル人が日本の桜の樹をテレビの画面を通してじっと見ることによって、日本というものを見つめる。表面的であっても見るという行為が生み出すものは大きい。ホベルトは日本が好きだ。そして桜も好きだ。ホベルトは日本を見つめている。
彼の同居人だったサブリナのレコーディングは終わった。CDが出るらしく今から楽しみだ。
サッカーの日本代表が決まります。23人が南アフリカに行くのです。

革命できるかな!?

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夜中。ツイッター流れでコダマから電話があり、京都のコダマと山村(麻由美)さんとのスカイプにて夜中に結構しゃべる。色々と確認するべき事を確認したあとは、近況報告とか様々などうでもいい事を話し合う。坊主にしていた山村さんの頭は徐々に髪の毛ってやつを取り戻しているんだな、という気配が画面上から伝わってきた。しかし見事にスカイプのおかげで、京都との繋がりを楽に感じる事が出来る。ありがとう、文明の利器。朝まで話す。
朝。なんて素晴らしい快晴。ちょい散歩。
佐藤夫妻(佐藤拓道さん・南波典子さん)の引っ越しが無事に終わったのを知る。とても良いところみたいです。麓くんの成長っぷりがとても気になります。
メンバーのハシモトと話をして、つきまとう問題は完全に無視と決めこんでやる事に集中だという結論に至りました。万事快調といきたいです。彼女の稽古は続いています。「家の内臓」はとても面白そうです。とても面白いでしょう。5月21日が初日となるようなので、ぜひ足を運んで見届けて下さい。
そして今日は部屋籠りです。作業に集中です。なかなか集中出来ない事がまわりにあったので、必死にこれからと決め込んでいます。体調も良くなってきてます。今度こそしっかりと立て直しが出来ていると信じて前進。
インプットは色々と。
「キーチVS」の5巻購入。お見事です。はい。そうです。つまり「好き」です。恋もそうです。だからとても下手です。全部バレるでしょう。貫いてやっていくのです。つまり負け戦ですね。危なっかしいけど、もちろん決めてるし、そのようにしか出来ない。捨て身といえる。そして革命というもの。損得勘定が欠落したまま、あえて放棄したままで生きていくということ。こうなるのですね。圧倒的な個人でいることは、人を不安にもするし、勇気も与える。しかし新井英樹さんの書く言葉はちょっと凄いです。

『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』鑑賞。

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目眩がしている一日。頭がくらくらする。
一時的なものとして消えてくれるのを願っています。昔からの持病である睡眠障害を思い出す。横浜国立大学に通っていた頃は悩まされたのです。久しぶりに昼を過ぎて、三時くらいまで寝てしまっていた。そして三時から時田(光洋)さんと千駄木のカフェに行くという約束があったというのに、全く起きなかった。どうやら家にきてくれて、同居人の武藤と一緒に呼びつつけてくれたらしいが、まったく反応がなかったらしい。申し訳ない。その30分後にむくりと起きて、それを武藤に知らされて、慌てて千駄木に向かう。
そこは「books&cafe BOUSINGOT」というお店で店長がとても雰囲気が良くて、えらく落ち着けた。古本も沢山置いてあって、いい店を発見出来たと思う。そこで待ってくれていた時田さんと少し話して、狂言の仕事のためにそこで別れる。そこに残って、ゆっくりと読書となる。この店はほんとに落ち着く。読書に最適だった。ポかリン記憶舎の宣伝写真などを撮っているという松本典子さんの写真が飾っていた。かわいい写真だった。
夜は原宿で、チェルフィッチュの新作を鑑賞。『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』という三部構成の舞台だった。自分はとても笑えた。本当に面白い。強度のあるものは見ていて嬉しい。刺激を受ける。
黄木(多美子)さんと(山縣)太一さんに挨拶。
そして相馬(称)さんと会い、一緒に鑑賞。しかし煙管を下げて歩いている人はなかなかいない。その煙管がまたデザインが格好いいんだよな。ちょっと欲しくなる。
批判したくなるようなあるインタビュー記事を読んだ。この考え方は大嫌いだな。
霧雨の中、表参道を歩いているときにそれを思い出して、なんか頭が痛くなってきた。
それに比べて、CINRAで読んだ小谷美紗子さん(中学生の頃から一番好きな女性ミュージシャン)の素晴らしさ。
これからやることやらんとな。溜まっているよ。

黒は白に。

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夢を見た。良い夢だった。
インプットしていく日々と決めて、焦らないようにしています。
そんな中で宮沢賢治を読んでいる。いままで全く手を出さなかったのですが、星とか、熊とか、好きなものを好きと言って殺される署長とか。触れるものに多くの収穫がある。祈りとかね。飛んでったら星になるとかね。そういうものを。たくさん浴びている。それがいまは気持ちがいい。
しかし「銀河鉄道の夜」には驚いた。
儀式ってものを日常レベルで考える。入れて、捨てて、取り戻して、還る。
ブルースになってしまうんだなと気付いた。そういう奴なんだよ。でもそれを前進させるために色々と変化させているんだと思う。それをポップにしていけば、跳ね返りがくる。それがいまはよくわかる。まずはそれ。辿り着く先よりも、今を考えていこう。きっとこれから楽しめるはずだ。いよいよだよ。
アマゾンでジャケ買いした、AKRON/FAMILY「LOVE IS SIMPLE」ばかり聴いている。

俺のマシーン

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朝は編集です。
機械と向き合っている。だから、それを上手く使っていきたいと常に考える日々を過ごしている。どうも、舞台の稽古で生身の肉体と向き合っていたせいか、一人で画面と向き合って、切ったり繋いだりしながら、頭じゃなく賢さじゃなくやれないもんかと、感覚を磨いては向かうという、わざわざな作業工程を踏んで、どうにか映像を扱うことに、今回の舞台のことで得たものを活かせないかと、色々と考えて進んでいる。それがまた進まないので、疲労していくのです。でも、それをやっていくのです。
自転車を乗り回している。速い。こいつのことを俺は気に入っている。
そして帰ってきて家で大人しく映画を見た。
「トウキョウソナタ」と「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を見たらヘトヘトです。
やっぱり黒沢清の映画は文句なく面白いという当たり前のことを確認した。
(太田)順子ちゃんと電話。なんか色々と余計なことを言ってしまったのではないかと、後で思う。正直に話してしまい過ぎるのですこし気をつけよう。彼女が頑張ってるのは嬉しい。
そのあとにゴチャゴチャとしていることを解決するために家にて朝まで話をして、前に進んだ事でなんとか落ち着いてやることをやれる環境が戻ってきたと思うので、本当に助かった。ここ最近は大変だったよ。
しかし武藤(女ギャング団)のスーパープレイが光った。見事にツイッターってやつはこんな風にも役立つってことを証明した。絶妙のタイミングだった。彼女は本当に頼りになる。そして最高の理解者となってくれている。
で、何故かすきやきを食う事になった。メチャクチャな時間に食べたせいかお腹が変だ。
あー、人と話したぞ。相当話していた日々だ。
ってことで、ゴールデンらしさは微塵もなく完了。
もっとストイックにやれる。

落ち着かないのだ。

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たいして書く事がないけど、今月は休まず日記に励むことにしている。
起きて、編集。遅々と進む。
近所のたいやきを買って食う。見なくてはいけない映画をツタヤに借りにいく。
本屋で音楽雑誌を立ち読み。しかし表現が大げさだ。
31アイスクリームでブルーベリーパンナコッタ。これ、今の支え。
山本直樹の「レッド」を三巻まで一気に読む。身体と精神にこたえる。辛い。
何だかドライヤーが欲しくなって見に行く。買うのを迷う。
珍しく様々な人たちからいつも鳴らない電話にかかってくる。
久しぶりのホベルトも元気そうだし、順子ちゃんは稽古を頑張っているようだし、フランス人の友達が日本にやって来たそうだし(18歳の時、旅先のインドで出会った同い歳のフランス人の女の子で、いまは女優をしているみたいで、会えたら10年ぶりです)、両親は仙台で庭いじりをしているみたいだし、レコーディングを終えてサブリナも充実しているみたいだ。しかしほとんどが外国の人からの電話だった。珍しい。そして英語は苦手だ。
小澤が友の結婚式でこちらにきたので、今日は家に招待。順調に楽しんでやっているという稽古から帰ってきたワカコと三人で夕食。素晴らしい食卓だった。
色々と話す。別れても、すぐに会ったということだ。ただ小澤は夜行バスの為に去る。
そのまま夜の散歩。
散歩ばかりしている。うろちょろしている。この辺の夜の匂いを嗅いでいる。感触をゆっくりと得ている。河川敷を歩く。去年の夏の映画の感触を、表面で仕上げないように慎重になる。花が咲いている。そしたら匂う。そしてシャッターをきる。熱い事も、冷めた事も、全部まとめて受け止めて、身体に覚えさせる。五月はいろいろと落ち着かない。なんだかゾワゾワしている。なんだろう。こういう感じに慣れていない。ゴールデンウィークは苦手だ。舞台の映像のこともじっくりと考えている。いくつか浮かんでいるものを、しっかりと受け止めれるものにするまで考える。さすが散歩。いろいろと考えれる。散歩ナイス。で、シャッターをきる。もっと人が撮りたい。写真展やるんだった。なんか風景ばかりじゃないか。強く誰かを憶っている。思い出す。それが感触になる。遠く、近い。やっぱり埋まらないのだな。なにを切なくなっているんだと、しっかりと歩いていく。足が疲れてきた。良い運動にもなる。さすが散歩。すこし湿った河川敷の空気に包まれてぼやける。帽子が湿る。肌も冷たく湿る。河川敷の道。公園。この街に彼女がいるんだと思えるまで歩く。あ、犬。そうだ。たごさくだ。そんな日でした。
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早朝から、飛躍。

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今日の朝。
見たものは実に感動的なものだった。はっきりストレートに入ってきた。それが嬉しい。
という事で、様々な事柄についての考察をまとめていき、それを少しでも前進させるために神経を使って過ごしていた。もっと考えていけそうです。色々な事を。まだ先は長いのです。そして一瞬一瞬です。
大事なものを取り返した子供のようになりました。
明日からもっと真剣に向かっていく。
あと、久しぶりに見たカラックスの「ボーイ・ミーツ・ガール」は何度も見ているのに新鮮なので不思議です。自分の惨めさと、不可能性に、出会うのです。好きな人の前でうまく笑えない人の話。