役者紹介 その三

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児玉悟之は京都で最初に話した男です。
入学してすぐ、宮沢章夫さんが担当している授業へと向かうと、まだ授業は始まっていなくて学校に人はいなかった。自分と児玉ともう一人の同級生だけが学校に来ていました。完全にドジな三人はカフェに行って、そこで話をしていたらいつの間にか仲良くなり、自分たちのクラブを作ろうという話になって、それからの仲です。
一年生のときは、ほぼ毎日一緒にいた感じです。初めて話せる奴に会えたという喜びがあったんだと思います。それからは数々のことを共にやってきました。そして三年生になってからは、ドキュメンタリーの授業に集中しだした自分とは疎遠になっていて、たまに会えば長く話す相手でした。
児玉悟之とは7年間の付き合いです。そして作品を一緒に作るのは5年ぶりです。なんて一緒にやりやすいのかという驚きがあります。共通言語がもともと多い相手なので楽なのでしょう。今回の舞台の面白さを理解してくれている人です。役者で頑張っております。ひとまず今は一緒に暮らしています。終わったら温泉でも一緒に行きたいです。
今日、初めての通し稽古をしました。全体の時間の感覚を体感したので、ようやくどういう舞台なのかが見えてきましたが、だからこそ緊張してきました。恐るべき集中力を発揮しなくてはいけません。今日の「原始人みたい」は1時間25分でした。