センチメンタル、ファンタスティック

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自由に語ろうとすること/出来る限り誠実な方法で/ほんの小さな事からやるべきだ。
テオ・アンゲロプロスはかつてこう言ったのだ。
うん、やる。
青山一丁目へ。
そういや今日の稽古で、台詞を言いながら、階段がもう一段あると思いこんでエア階段をもう一歩上ってしまい、つまずいてしまった。共演者の皆さんは笑っていた。鈴木将一朗さんに吹き出すから本番は勘弁してよ、と言われたのでほんとに気をつけないといけないよ。
しっかし固い。なんて固さだ。固すぎる。うまくやろうとしても無駄だ。普通にしよう。でも普通って何だ。
右手と右足が一緒に出そうな勢いだ。
なんか子供映画が流行っているみたいだ。困ったな。流行で片付けてるだろうな。子供映画なんて昔からあるのに、くくりを作って楽に語ってるんだろうな。嫌だな。アメトークのせいかな。くくりで語るのは。違うかな。いつの間にか時代は始まったものをすぐにくくって、その終わりを待っているようだよ。チマチマするしかないのかな。
でも出会った子を撮るよ、俺は。出会っちゃったからね。出会ったらやるよ。
出会った人、好きな人は撮ってきてるって自負があるよ。
佐藤拓道さんと南波典子さんの事は結婚式から出産まで見つめているのです。早く麓を撮りたい。待っててね。
最近南波さんの日記に書いていた、出産後のお産の部屋で皆で眠ってしまったというあの時間は、自分の人生の中でもなんか本当に奇跡みたいな思い出になっている。
その後、帰りの電車の中で一人カメラを抱えて、ぼーっとしながら、光の射し込んできている客があまり乗っていない車内の中で感じたあの気持ちは絶対に手放したくないのだ。
だから撮るよ。写真も始める。その前にいよいよバルコニーの本番があるのでそちらに集中。
帰宅後、ハシモトに呼ばれて、京都にいる親友のコダマが作ってくれたホームページを見せてもらうが、もうちょっとポップさが欲しいと思った。いまちょっとこちらもあちらも忙しくて何も言えない。そういや一度ポップさ、ポップミュージックについてコダマと長い事語った日があったな。その時はポップがやはり一番凄いなという結論だった。