20150419

バストリオがやる予定の企画がいくつもある。
考えるとき、誰とやるのかということが一番大事で、それが決まれば動き出す。

近所を歩く。傷ついた猫が向こうから歩いてくる。頭から、というか体全体から血を垂れ流し道の真ん中をへこへことこちらに向かってくる。立ち止まる。割と大きめでその白い猫はすでに体の毛を血で赤く染めている。痛そうだ。どこかで縄張り争いをしたんだろう。目が合う。心が動く。目をそらさず近づき足下を通り過ぎていく。距離が離れてから振り返る。去っていく猫は足を引きずっている。傷ついていた。それから三日後。夜に同じ猫をみかける。赤く染まっていた毛はじぶんで洗ったのか白くなっていた。まだ足はひきずっている。後ろから一回り小さな猫がついてくる。二匹でいた。白い猫と茶色い猫が街灯の下で身体を擦り合い、そのまま空き家の裏に消えていった。また会うかもしれない。野良猫は長く生きないらしい。たぶんそのうち足は治る。