男と女が目線を交わすので物語は動く。

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トップ写真が変わったので見てみて下さい。
色々と音楽生活を送って気分を高めているのは編集の仕上げ作業に入っているからです。
まあ、VAMPIRE WEEKENDはファーストが好きだったけどいつの間にかベタベタな存在になってしまっていて、相変わらず分かりやすくアートワークは格好いいのだけど、それよりかはPANDA BEARが良いなーと思っています。とってもジャケットが可愛いです。そしてアシッドフォークの流れは前から来ていたっていうのが、日本というか東京を見ていると分かる。それはちょっと遅い。
しかしアジカンのインタビューを読んでいると、つくづくこのあたりの感じにイライラする。こういうのってなんだろう。勉強不足っていうのか、リテラシーの差っていうのか、なんかズレているのかな。「Kid A」はとうの昔すぎるほど昔だし、あの音を塗りつぶすほどのものは存在したし、実際にradioheadがそれをやっていたし、なんか頭で捉えすぎているのかもしれないし、それは詞の在り方で感じる事でもある。情報で擦り切れている感じというか、神経過敏というか、性的なものが潰れているというか。こういうのが東京っぽさなのかもしれない。そしてそれは別にたいした事ではないと思う。いろいろと日本の音楽の人たちも他に目を向ける必要があるんだろう。やっぱり表現方法それそのものに守られているという状態はよくない。どうしても気付けない。でも前進させるすべはそれを続けることでもある。どのように冷めながら、いかに熱くなるかという矛盾した状態を保てるのかということに尽きると思う。いつの間にか始まっているし、ずっとその状態でもあったという事でもある。散らかったことを書いているので終わり。
そんな音楽まわりの事を京都のコダマとスカイプで語る。相変わらずの長話っぷりが山村麻由美さんを待たせるという事態を引き起こしていた。申し訳ない。一度回線の調子が悪くなって切れたら、それにコダマがえらく狼狽えていたという山村さんの報告が面白かった。そういやchikinのメンバーと橋本の記念写真を撮ったんだった。それがこれ。
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最近はトニー・スコットの映画を見ている。今日は「デジャヴ」というのを見た。ヒロインとなっている過去の彼女と今のデンゼルさんが時空を越えて目線を交わすというその瞬間が成功していたので(これは単にヒロインの女性が美しいという説得力でもある)、これはもう面白くなるはずだよとなったし、時間と速度を駆使した映像感覚は、これは映画だよとやっぱり言ってしまう強度を感じる。そして昨日の夜明けごろに見終えたトニー・スコットの「マイ・ボディガード」という映画は、今年見た中じゃ抜群に傑作と呼べるものだったと思う。いやー、珍しく映画を見ている。しかし日々、デンゼルさんの顔ばかり見ているよ。
次か、その次になるか、分からない作品を想う。
熊が殺される。とにかく熊が好きなので、やはりマタギについて考える。
殺すという事、生きるという事が、どのように並んでいるのかを考えていこう。
でもポップなことをしたい。