20150906

草が激しく生えているのを見ました。
虫の声がしています。夏が終わると、たくさんの命がおわることを考えます。
『ニュークリアウォーター』の時間は続いています。
ただそこにいることは本当に難しい。役者たちはいきものです。

川の流れに足を浸して、そのまま流れていくものの先を見つめると暗闇があって、そこには色などない。色がないと感じてしまうものをじっと時間をかけて見つめていると、やはり色はあって、濃く沈んでいる。手間にピントが合う。現れた、光を集めて葉が凄まじく揺れていて、鮮明に見えた。面白い。放棄しなくては見れない。発見してただ見るつもり。風景はある。奥底にあるものは見えない。気持ちに手を伸ばすことをやる。初めてやる劇場の白い箱の中で。

いまはしつこく沖縄のことを考えている。
それは不可能だからだ。