「原始人みたい」のおわり。

終わりました。
まったくもって大変でしたが、やり遂げました。終わりました。やりました。とにかくやり遂げました。素晴らしい最後でした。本当にありがとうございます。
また、この作品はいつかやろうと思います。もっとよくなるはずです。でもこれで一度終わりです。初めての舞台作りはこういうことになったという事です。手探りでした。無理矢理でもやってよかった。そして関西には知り合いがいるので見せたい。絶対にやりたい。今度はまったく違う形でアウトプットすることになるでしょう。同じ事をする事はないと思います。全然新しいものになるかもしれません。会場のブリックワンにはお世話になりました。ここの皆さんの支えなくして、公演は成立しませんでした。ありがとうございました。公演を手伝ってくれた外山りき、みっちゃん、時田さん、川口聡くんには感謝しています。皆に頼りっぱなしで、最後には出演者たちが自分の作品だと強く思うことの出来た、そんな原始人みたいでした。
で、ちょっと振り返ります。
4月3日の14:00の一回目は興奮しました。なんか興奮しました。今まで稽古じゃできなかったようなものを役者さんが見せてくれました。テンションが上がりきって終わりでした。ルアプル仲間の相馬さんが来てくれました。大学時代の友達のコジとミキとサトカとも会えて久しぶりで嬉しかった。話せなかった太田順子ちゃん、女優の桜井昭子さん、色々な人たちが来てくれました。
4月3日の19:00の二回目は出来はよくなかった。間延びしていた。変な緊張で演技がバラバラになっていた。難しいものです。とにかく入ってきた時の顔が固かった。色々と悔しい思いが溢れました。パスはもっと劇場に入ってから練習するべきだったと思う。場所が変わると本当に全然違う。
来てくれた桜井圭介さん、笠木さん、鎮西さん、ジッコウさん、話せなかった広平くん、音楽家のサトエリさんなど沢山の人たちに見て頂いて、笠木さんに立ち会えてよかったと言ってもらえたのがとても嬉しかったです。もっと色々な人に見てもらいたい。
4月4日の14:00の三回目はさいごの最後です。色々な意味で出し切った皆を見て感動しました。もっと良いものが見せれるかもしれないと思いながらも、終わりは来ます。でもそういうものですね。来てくれた渡辺一家(ユイタマの家族)、信國さん、建築家の矢号くんと彼女さん、ヒロミチさん、上村さん、川部さん、滝沢一家(佑果の家族)、ホーリー、そして静岡から駆けつけてくれた内田さん(ぜひ会いたかった人でほんとに嬉しかった)、ポかリン記憶舎の明神さんなど、とにかく沢山の人が来てくれた。
ステージに入っていったときに、ユイタマのお父さんとお母さんとユイタマが見えて、気持ちがほぐれました。ありがとうユイタマ。そして最後までよく見てくれました。子供だというのにさすがの集中力。今回の舞台は、子供が見ても大人が見ても届くようにと、ずっと考えていました。彼女たちが見て感じれる舞台を作ろうと思っていました。
「だれかと一緒にいる」という事、それをずっと考えて作品を作りました。最後には「一緒に」という言葉がしっかりと聞こえるようにしたかった。もっと考えて、もっとやれる事があるのを感じる事が出来ました。
無事に終えました。でも渇いています。足りていません。ひとまずの終わりです。
また次です。次に繋がっています。それがとても幸せなことです。
とにかく興味などなかった演劇というものに出会えたのは宮沢章夫さんのおかげです。
宮沢さんがいなかったら演劇など見てないかもしれないし、やってみようとも思いませんでした。
ここで感謝します。ありがとうございます。