黒と白と幽霊たち 2019

黒と白と幽霊たちとは

2016年に東京・谷中の宗林寺で初演して以来、ツアーレパートリーとして現在も全国で上演を続けているバストリオと松本一哉によるパフォーマンス作品。100回公演と全都道府県での上演を目指している。
 
舞台に並ぶのは詩やインタビューで採取した言葉、宮沢賢治の『よだかの星』の一節、テロを伝えるニュース記事といった多様な言葉と、俳優の身体、舞台美術として扱われる光と影。さらに金沢出身の音楽家・打楽器奏者である松本一哉が即興的かつ緻密に生み出していく音楽が加わり、さまざまな要素によって空間を揺り動かしていきます。”ここ”と”どこか遠く”へと観客の思いと想像力を掻き立てる舞台作品です。

BUSSTRIO and Matsumoto Kazuya have been performing across the country as a tour repertoire since the premiere at Sorin temple in Tokyo /Yanaka in 2016.

They aim to performance the play100 times nationwide as well as in Japan.

 

This work quotes from The Nighthawk Star よだかの星(Yodaka no Hoshi) ,written by Kenji Miyazawa, and manifold words from poems, interview stories , and real terrorism news. On the stage, the light and shadow relate physical activity of actors.

In addition, Kazuya Matsumoto (musician, percussionist, born in Kanazawa) reflect in the space with improvised sound and elaborate music.

This show takes audience to here and faraway along with emotion and imagination.

これまでのあゆみ

Hokkaidō Aomori Iwate Miyagi Akita Yamagata Fukushima Ibaraki Tochigi Gunma Saitama Chiba Tōkyō Kanagawa Niigata Toyama Ishikawa Fukui Yamanashi Nagano Gifu Shizuoka Aichi Mie Shiga Kyōto Ōsaka Hyōgo Nara Wakayama Tottori Shimane Okayama Hiroshima Yamaguchi Tokushima Kagawa Ehime Kōchi Fukuoka Saga Nagasaki Kumamoto Ōita Miyazaki Kagoshima Okinawa

公演情報

東京公演
2019年8月6日(火)16:00/20:00
@北千住BUoY
東京都足立区千住仲町49-11
JR常磐線・千代田線・日比谷線「北千住駅」徒歩10分
浜松公演
2019年8月10日(土)18:00
@福厳寺
静岡県浜松市中区曳馬1-4-1
遠鉄電車「助信駅」徒歩5分
奈良公演
2019年8月11日(日)16:00
@門前おかげ楼
奈良県生駒市門前町16-3
生駒ケーブル「宝山寺駅」徒歩1分
和歌山公演
2019年8月12日(月・祝)17:00
@じゃんじゃん横丁 天空
和歌山県和歌山市島崎町3-27
岡山公演 ※追加公演!!
2019年8月13日(火)19:00
@moyau
岡山県岡山市北区出石町1-10-2
⭐︎1drink付き
広島公演
2019年8月15日(木)16:00/19:00
@アステールプラザ
広島県広島市中区加古町4-17
広島電鉄江波線「舟入町駅」徒歩5分

クレジット

作・演出・出演|今野裕一郎
 
演奏|松本一哉
 
出演|稲継美保 中野志保実 橋本和加子
 
衣装|MOC
 
美術|kurokimai
 
宣伝美術|
 
新穂恭久(デザイン)kurokimai(絵)
サポート
equal cinema(広島公演)
お還りなさい(和歌山公演)
sukima industries(奈良公演)
タテイシヒロシ(浜松公演)
協力|オフィスマウンテン、シバイエンジン
制作|橋本和加子
企画・主催|バストリオ

チケット

7月6日0時より予約開始
携帯メールアドレスですと、予約完了メールを受信できないおそれがあるため、
PCメールアドレスでのご予約をお願い致します。
一般:予約2,500円 当日3,000円
学生:予約2,000円 当日2,500円
14歳以下:無料
 
・全席自由席
・開場/受付開始は開演の30分前
・上演時間は70分を予定
・お子様もご覧いただけます

クラウドファンディング

バストリオ+松本一哉『黒と白と幽霊たち』2019年ツアー&DVD制作応援プロジェクト

100回公演と全都道府県での上演を目標に掲げたパフォーマンス作品『黒と白と幽霊たち』

2019年の広島公演とそれに伴う関西方面へのツアー資金と本作のDVD制作資金にご支援下さい!

8月19日まで受付中!

プロフィール

今野裕一郎

作・演出・出演

1981年生まれ。バストリオ主宰。映画監督、演劇作家。横浜国立大学経済学部を中退後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。学生時代にドキュメンタリー映画監督の佐藤真氏に師事。在学中よりドキュメンタリー映画の制作を行う。「出産」をテーマに家族が増える喜びを描いたドキュメンタリー映画『3人、』がある。劇映画の監督としても活躍し、初の劇場公開長編映画となる『Hello supernova』は池袋シネマ・ロサやドイツ・フランクフルトの映画祭で公開された。演劇界においては宮沢章夫氏に師事し、遊園地再生事業団で数本の作品に映像・出演で参加。バストリオを2010年に立ち上げ、以降精力的に演劇の枠を越えた作品を発表してきた。
konno
matsumoto

松本一哉

演奏

東京を拠点に活動している石川県金沢出身の音楽家、サウンドアーティスト、作曲家、打楽器奏者、ドラマー。主に楽器ではなく、波紋音を中心とした音の鳴る造形物や非楽器を使用。 音階や旋律ではなく音の響きそのものや、音の流れに着目し、自然の中での演奏・録音からドキュメンタルな 作品作りを行うなど、独自の音楽活動を展開。 自身の演奏と環境音とを繋げていき、空間全体を聴く事で表現する即興音楽は、打楽器奏者の枠を超えより自 由に空間の成り立ちを提示できる数少ないアーティストとして様々な分野から高い評価を受けている。 http://www.horhythm.com

稲継美保

出演

1987年兵庫県生まれ。東京藝術大学在学中より演劇を始め、舞台を中心にフリーランスで活動中。これまでに、岡崎藝術座、サンプル、チェルフィッチュ、ミクニヤナイハラプロジェクト、バストリオ、オフィスマウンテン、坂田ゆかり、東葛スポーツなどの作品に出演。幅広い役柄をこなし、枠にとらわれない活動を行っている。2015年からパフォーマンスプロジェクト・居間 theaterを開始。パフォーマンスの手法・思考をもとに、演劇的な体験をまち・日常のなかに展開する活動も行う。
inatsugu
nakano

中野志保実

出演

神奈川県出身。玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。大学在学中より演劇を始める。昨年オフィスマウンテンに入り、舞台を中心に活動している。コーヒーとピスタチオとパクチーが好き。バストリオでは『黒と白と幽霊たち』『エモーショナル』『わたしたちのことを知っているものはいない』等に参加。

橋本和加子

出演

バストリオのパフォーマー。大阪府出身。京都造形芸術大学、映像コース卒業。在学中は佐藤真ゼミでドキュメンタリー映画を専攻。映画を多数製作する。卒業後は役者として活動を始め、バストリオの作品に多数出演している。バストリオ以外ではこれまでに宮沢章夫や矢内原美邦、小田尚稔らの作品に出演している。
hashimoto

MOC

衣装

『MOUNTAIN OF CLOTHES』は、Gakkunとkurokimaiによる服飾ユニット。主に古着を主体にして、kurokimaiのイラストレーションをプリントした布などを素材に衣服のリメイクを行なっています。

kurokimai

美術・絵

1992年鹿児島生まれ。絵を主体とした作品を制作し発表。映像・写真、ことばでもアプローチします。
ヴィジュアル面でのアートワーク全般、また服飾のユニット「MOC」として衣装を担当。

予告映像

動画再生

コメント

TOKYO

008-009

2017.1.22 KREI SALON

もしかしたら私のかもしれない走馬灯のようで怖いくらいだった。五感が刺激された。

小川沙希・パフォーマー

これは素晴らしかった。海外でやるべき。

菊沢将憲・ 俳優/映画監督

015-016

2017.8.15 BUoY 北千住アートセンター

kuroshiro_buoy

その場でひびく音や

もえがらののこすかおり。
劇中にでてくることばの
きえていくあわが
リアルに体験できたような気がします。
このむしあつさや
いただいたお茶のつめたさは
今生きていることを
実感できました。
とてもすばらしかったです

44歳・会社員・男性​

前回、冬に観させてもらって、夏に観たいと思っていたので今日観ることができてよかったです。
場所柄なのか、音と光がすごく強くて生き物みたいでした。本当に素晴らしかったです。

30歳・女性

NIIGATA

017

2018.8.15 莇平集落内の野外劇場

夏の莇平で見たあの事象たち、役者の頭上の入道雲や蜻蛉や虫の音や雲間の光は、バストリオという事象を通してよりクリアーに、フラットに僕らを取り囲んでいると確かに感じたのだった。

ふんどし演劇ユニット山山山(さんざん)
新見綜一郎

客席と舞台の境目がひかれることなく、観ているこちらも思わず前のめりになった。それは、彼らの表現が大上段に構えたものではなく、「それぞれの身体が触れているリアリティーの上に立つこと」が彼らの目指す表現姿勢だからではないだろうか。

ダンサー・大西健太郎

KANAZAWA

013

2017.8.12 アートグミ

久々に “わけわからん感” の高いものに出会えた。とても面白かった。 音も楽しくて、何ともリアルな異空間…いや…異空間にいながらのリアル感! なんだかんだでゆるい始まり方とか、ゆるい終わり方とか・・・そんなわけわからん感の延長線上に自分の帰り道があるというこの感覚が大変心地良い。

57歳・金沢21世紀美術館職員・男性

しばらく放心状態になるくらい心をうごかされました。今まで見たどんなお芝居よりも、まっすぐ深く届きました。シンプルな装置と人の力で緻密に組み立てて、光が影を浮き立たせ、音と声がダイレクトにひびく。途中から本当に言葉としてはどこからどうなったのか言語化できないけど、涙が出て来ました。本当に素晴らしかったです。もう一度、いや何度でも見たいです。

39歳・女性

音、光、時間、熱、役者の感情、作り出される全てが五感に侵入してくる感覚は、観客という他人行儀な立場では済まされない体験をもたらしてくれます。グミで見逃したという方!一体なんだかよくわからないという方!本当におすすめです。金沢での再公演おめでとうございます!

金沢アートグミスタッフ

018-020

2018.11.10-11 金沢21世紀美術館

自分が今生きていることをちゃんと見つめ直すきっかけのようなものに感じました 生身の人間と音の震動、言葉が重なったからこそ伝わるものでした

19歳・学生・女性

HAMAMATSU

002

2016.11.20 鴨江アートセンター

バストリオ+松本一哉「黒と白と幽霊たち」のZINEを読みながら反芻しています。101の空間ぜんぶが生きもののようになってて、あ 幽霊か。起こっている現象が自動シャッターで焼き付けられていくと同時に見えないうねりがどんどん構築されては揺らいでいって、すごい体験だった。

parlor COTEF / K'DLOKK / NObLUE
津ヶ谷小百合

010-011

2017.8.5 福厳寺

とにかくすごいモノを見たという感想です。 言葉にしづらいですが、ショウゲキでした。 8/6今日、この昼に見れた事に、とても意味を感じます。

44歳・会社員・男性​

KYOTO

003

2016.11.21 極楽寺

ただただ圧倒されました。音と役者の身体のエネルギー体になって迫ってくる感じ
あまり味わったことのない体験で、どう言語化したらよいかわからないのですが
イマジネーションの力でこんなすごい世界が作れるんだと思って感動しました。

34歳・会社員・男性​

OSAKA

014

2017.8.13 Flag studio

耳の奥を音がグワングワンと鳴り続けました。あらゆる言葉が溢れてきて、でも言葉には出来なくて、ただ凄いものを見た、という実感だけをどすんと感じました。あの時、どこに連れて行かれたんだろう、と思い出します。汐見橋線に沿って自転車で黒と白と幽霊たちを見に行った日は 六十週間前の日曜日。思い出すとなんだか変な感覚になります。子供の頃のすごく遠くまで歩いた記憶のように、確かに僕はあそこにいたけれど、いなかったような気がする感覚です。ある空間に迷い込んだ記憶だけが鮮明に残っていて、でも果たしてそんな空間は実際に存在したのだろうか、と思う感覚です。歩かずに歩いて、今此処を出たり入ったりして、ふとさっきまで居た場所を思い出して戻っているうちに違う場所にいました。そんな空間がまたこれから何度も様々な此処と現在を飲み込んで立ち現れる、ということが不思議で想像もつかないです。

林俊作・画家

OITA

005-007

2016.11.26-27 AT HALL

不思議な、でもここちよい空間をもらいました。なんども転生しているという感覚は自分の中にはあまりないのですが、この時間に少しだけ古いものがとれて新しい皮をまとったような気持ちになりました。ありがとうございました。

43歳・販売員・女性

昨日に続き、本日二日目の観劇です。 言葉で上手く出来ないのですが、昨日、めちゃめちゃ衝撃でして本日もやってまいりました。また機会がありましたら伺わせてもらいます。本当にいいものを有難うございました。

38歳・公務員・男性

生の打楽器をバックに演劇がくり広げられるのはとてもおもしろかったです。
どんな写真たちであの世界ができたのかとても興味があるのでzineを購入したいと思います。

白猫屋・女性