バストリオの野性展

映画上映会/ストレンジャーたち

2019年9月22-23日 |VACANT



写真|comuramai


作|バストリオ、砂川佳代子
演出|今野裕一郎
ライブ演奏|FourColor


登場|

演奏 砂川佳代子

振付 坂藤加菜

操縦 橋本和加子

衣装・ペイント kurokimai

空間 秋良美有

音響 岡村陽一


宣伝美術|kurokimai

映像|takaramahaya

当日制作・香り|バンシュウミチヒロ

FOOD|出張お菓子とごはん「ニャー」

制作・web|橋本和加子

主催|バストリオ



[概要]


2日間に渡ってVACANTにて開催したバストリオの野性展。パフォーマンス『ストレンジャーたち』の上演と今野裕一郎が監督した映画『グッドバイ』、『ニュークリアウォーター』、『3人、』、清原惟が監督した『黒と白と幽霊たち』ドキュメントの上映を行なった。2019年12月に上演した『ストレンジャーたち/野性の日々』に向けた”野性シリーズ”の1本目となる『ストレンジャーたち』はFourColorがオープニングアクトが飾った。




バストリオを主宰している今野裕一郎です、メンバーは橋本和加子、黒木麻衣、坂藤加菜、秋良美有です、みんな肩書きはいろいろです。芸術と生活と共に生きてます、二つはぴたりと重なってます。 台風でビニール傘が飛ばされることと映画をつくること、川を泳いで渡ることと演劇をつくること、 別れることと出会うことだって重なってます。 「他者に出会わなければいけない」という言葉はドキュメンタリー映画監督の佐藤真さんから言われた言葉で、この人に出会って映画を発見しました。そののち演劇を発見しました。どちらも生きてる者との出会いがきっかけだと思います。可能な限り嘘をつかないこと、個が全体に奉仕しない場をつくること、その過程で生まれたすべての作品において達成があったし、いつだって感覚がすべてです。 「バストリオ」という名前をつけました。いつ誰とどのようにやったか、どのようなことが起きたか、見つめたり耳を澄ます時間そのものが作品です、トライアンドエラーの連続です。人や現象と触れ合うことが僕にとっての芸術であり生活です、他者とを分けてしまう境界線を太くして皆がそこに乗れるようなやり方を模索してます。出来ることを最大限にやる、それが野性です。 現行の日本政府が脅かしているものは生活です、弱者を見捨てるような想像力のない社会にはなってほしくない、まず個人から始まって他者に出会います。うまくいかなくても出来ることを、大きな変化に巻き込まれようとも小さくても生き生きと動き続けていくこと、この地上で映画も演劇も何もかもが呼吸してるようなバストリオの野性に、出会っていただきありがとうございます。 そしてここVACANTで二日間過ごして通過します、ありがとうございます。
今野裕一郎


[WEB]


『バストリオの野性展』特設サイト

[挨拶文/当日パンフレットより]


今野裕一郎
いま考えたいのは境界線上に、皆が乗っている帯状へとぶっとく覚醒させるようなユーモアを求めたい、線を消すとか越えることもない大きな物語の前に、小さくて見えなくなりそうな生を、拡大していくような時間と空間、たとえばそれは動物園で眠るライオン「ラージャー」の寝息で、誰も住めないような小屋で、生物のいない衛星で、病とたたかっている家族で、荒々しく骨を噛み砕くヒグマで、繁殖するための性行為で、口を開けて立ち向かう小鳥で、生物として個を取り戻すような身振りで、消えそうな声で発せられるユーモアで、ここからどのように死に向かう生を剥き出すかどうか、パブリックが線でなく面となる態度により、笑って死ねるようなそれぞれが音と、体と、素材が、家族のように関係を持っては、剥がれていく様が、VACANTに現れるよう集まったメンバーで、家の間取りを変えるように配置変えては終わりを迎えて、また生まれ変わっていく様が立ち現れる、一つ一つに確信を持つようなフィクションの身振りへ。


砂川佳代子
肩書きを書く機会というのがときどきあって、そのときいつも、自分は何者でもあって、何者でもないな、と思います。そんな風には知っている、あるいは思ってみる。それはわたしにとってポジティブなことです。楽しんでみてもらえたらうれしいです。ご来場いただきありがとうございます。


坂藤加菜
道端で猫や犬に出会うと、どうしても見つめてしまうし嬉しい。家の近くのあの野良猫たちは台風のときどうしてるのか、雨やまないかなと思ったりするだろうか。人間と違う生きものたちのこと、わからなくても考え続けていきたいです。1度きりの『ストレンジャーたち』立ち会っていただきありがとうございます!


橋本和加子
本日はお越しいただきありがとうございます。『ストレンジャーたち』って誰のことなんだろうって思いながら作っていました。私自身もストレンジャーなんだな。ポジティブなものを作ろうって話して作ったらこうなりました。楽しんでいってもらえたら嬉しいです!


kurokimai
すでに名前のついているものを、もう一度捉え直してみる。当たり前だと思っていることは、実は1つも当たり前じゃないことだったり、、、今回の制作ではそういう感覚を味わいながら進めていきました。そうしていくと、そのものに対する、わたしだけの新しい価値、が生まれるように思います。本日はご来場いただきありがとうございます。


秋良美有
幼稚園児の私は母に潰した蚊を持って『蚊は何ごみ?』と聴いたそうです。今では枝が切られた木を見て、腕がない木と思います。自分以外の気持ちを考えるとき、どうしても届かない気持ちに溢れるのですが、見つめることを大事にしたいです。お越しいただき、ありがとうございます。