#8

わたしたちのことを知っているものはいない

2016年11月5日-6日|京都・punto  2016年11月9日-13日|桜台・pool


作・演出

今野裕一郎


音楽

杉本佳一(FourColor FilFla Vegpher)


出演

砂川佳代子
橋本和加子
坂藤加菜
佐藤駿
中野志保実
半田美樹

音響|岡村陽一(東京) 林実菜(京都)
照明・美術|小駒豪
制作|加藤彩世(京都)
宣伝美術|シンクロ(黒木麻衣・新穂恭久)
写真|黒木麻衣
記録映像|和久井幸一
協力|時々自動 萬洲通擴 手塚太加丸 豊山佳美 ナハウス 岡野昌代(picoler) シバイエンジン
制作・企画・主催|バストリオ

特設ページ


きょうはご来場ありがとうございます。
バストリオの今野です。

この『わたしたちのことを知っているものはいない』の制作にあたり沖縄に行きました。
別に沖縄のことを作品にしようとかでなく前から強い興味があって、泳げない僕にとっては海が美しい観光地としてのイメージよりも、
本島から離れた土地で様々な歴史を背負っているということに、前から色んな想いがあって、でもそこは日本なのに行ったことがなくて、
日本人として生まれてくることになった僕が、行ったことがない場所に強く惹かれるのはどういうことか知るためでした。
そして、なによりも感じることが大事でした。
感覚は大事なものだと思ってます。そのものが持つ捉えられないものに触れるからです。

飛行機は無事に飛んでくれました。
島の東西南北、様々な場所へ向かってひたすら車を走らせました。辺野古や高江にも行きました。
そして、感じることがたくさんありましたし、わからないことがたくさんありました。
様々な問題、諍い、大きな戦争というのは今もどこかで繰り広げられています。
どこにだって光や影はありますが、その間のグラデーションは無限のようにあって想像することができると思ってます。
タイトルで「わたしたち」という言葉を使うことは本当に困難なことで、でもあえて挑んでみました。
そうして良かったと今は思ってます。

まずは出会うことからしか始まらなくて、素晴らしい出演者とスタッフの皆さんと一緒に作ってきました。
この作品も、いろんなことがここから始まって、また新しい時間が流れていくんだと思います。
空を見るように、風の音を聞くように、楽しんでもらえるとありがたいです。

本日は本当にありがとうございます。

2016年11月2日
バストリオ 今野裕一郎(出典:フライヤー)