こどもえんげき部

みんなちがってる

2014年3月22日|足立区・ギャラクシティ


演出・構成

今野裕一郎


作・出演

こどもえんげき部のみんな
狗丸トモヒロ

新穂恭久

橋本和加子

主催|ギャラクシティ 足立区こども未来創造館

私が勤務するギャラクシティのご近所の北千住を拠点に活動しているバストリオ。彼らと偶然知り合って「こども えんげき部」を立ち上げることになったのは去年のことです。小学4年生から中学1年生の子ども達が集まって、毎月1回、土曜か日曜の午後に3時間過ごしながら、半年かけてゆっくりひとつの作品を作り上げていきました。
人生の経験なんてまだそんなにない子ども達の中から、どんなストーリーが生まれ、演じられるのだろうと、初めは想像もできなかったのですが、徐々に輪郭を現してきた作品は、作文や感想文のきれいに整った見本みたいではなく、子ども達の日々の中の小さな思い出や、ふと思いついた奇想天外なアイデアが、時間軸を超えて紡がれるユニークなものでした。そこにはそれぞれの子の中に流れる時間や物語、その子の背丈の視点や、そこから発せられる言葉、それらが確かに存在していました。
この作品を『みんなちがってる』とバストリオの今野さんは名づけました。一人一人の紡ぐストーリー、演じる体、発する声は「みんなちがってる」けど、それをひとつの作品としてみんなで上演しようという思いからだそうです。
劇の最後にみんなで並べた言葉、それは毎日私も同じギャラクシティの窓から見ている風景の断片を描写したものでしたが、本番当日、そこでその言葉を彼らの口から聞いた時「こんなにも輝いていたっけ」と思わず涙腺がゆるんだのを今でもよく覚えています。

山本良子(ギャラクシティ職員)