緑のなかの緑

ワークショプ公演

緑のなかの緑

2021年7月24日|カフェ・ムリウイ


作・演出|今野裕一郎


登場|石井智子、黒木麻衣、齋木穂乃香、坂藤加菜、佐藤桃子、鈴木健太、高橋由佳、立本夏山、中條玲、中村太紀、橋本和加子、本藤美咲、吉田卓央


[概要]


『緑のなかの緑』は今後、バストリオと活動をしたり、作品を作っていく人たちと出会う場”九回転”に集まった参加者と作ったショーイング作品。祖師ヶ谷大蔵にあるムリウイにて上演しました。13名の参加者によって2日間のWSを経て生み出された発表を紡ぎました。




「九回転について」
バストリオの今野です。
まずは近況書きます。
去年2020年という年はバストリオにとって速度を落とす一年でした、公演をやらないことは大きく、でもそれは全くネガティブなことでもなんでもなく、今起きてることから目を逸らさずこれまで見えてこなかったり聴こえなかったことを発見していくような時間を過ごしてました。
やり方を変えることで新たな感覚を得ることができました。
あとは映像を撮ること、アーカイブを残すという作業にも没頭してました。大きな変化も小さな変化も目の前で起こって、その時あるのは自分の日常から目を離さないという態度と感覚を守ること、手を動かし続けることもぐうたらすることも全肯定の日々です。
これから出会う人たちと面白いことがしたいし、これまで出会った人たちと楽しいことがしたい。
それを続けていくことがなにより難しいので一生懸命やりたいと思ってます。
久しぶりにバストリオがワークショップやります。「九回転」です。
三日間、新たな作品に向けた出会いをしたいと考えてます。一緒にやるなら今でも良いしもっと先でもというような出会いです。
祖師ヶ谷大蔵にあるムリウイという場所がとてもよかったので最終日にはそこで発表会をします。
そのとき自分にとって何より大切なのは、目の前に人がいて(動物や植物でもいいけど)、何か感じたり考えてる他者がいることです。
自分一人が気づいたり感じてることはそのままでいいです、本当は。
それでも誰かに分けたり渡す、ということがバストリオにおいて表現していることの一つです。
バストリオワークショップ「九回転」に興味を持ったり何かを感じた皆さんからの応募お待ちしております。
今野裕一郎