グッドバイ

#5

グッドバイ

2013年7月3日 – 6日|清澄白河・SNAC


作・演出

今野裕一郎


原作

太宰治『グッド・バイ(未完)』


出演

秋山莉沙

狗丸トモヒロ

今野裕一郎

砂川佳代子

橋本和加子

山村麻由美

坂藤加菜

音楽|杉本佳一(FourColor/FilFla/Vegpher)

宣伝美術|アベミズキ

演出助手|坂藤加菜 新穂恭久

フィールドレコーディング・音響|澤田栄一

ドラマトゥルク|小林光春

記録写真|松下壽志

制作協力|黒木麻衣

web・制作|橋本和加子

協力|JAZZ 告鍬陽介 時々自動 ピグマリオン効果

主催|バストリオ

共催|SNAC


特設サイト


男Xは迷子になった。
声はいらない、言葉はいらないと、女たちはカラダを奪い合う。
変子と行子と怪子と冷子とのありふれた日常が記録されてゆく。
「あなたの幸せはどこに隠れたの?」
感電。グッドバイ。まるで魚のようにひたすら泳ぎ続けてたった一度きりの電気イス級の生を。


太宰治の遺した『グッド・バイ』という名のついた未完の作品に惹かれた。理由はない。
でもそれに触れた作品をつくる。いま作るべきだと感じた。既に創作された『グッド・バイ』という文学作品それ自体の再現を試みるつもりはない。
そういった関心もない。ただ『グッド・バイ』と名付けられたそれに興味がある。
「変心」、「行進」、「怪力」、「コールドウォー」という四編。断片的に描かれていく別れを、残されたものを、そして大きくて捉えきれないものを、『グッド・バイ』という言葉のもつ何かを、積極的に現前させていきたいと思う。

今野裕一郎(出典:フライヤー)




独特でね、役者さんも、時間の流れも、空間の動きも、 すごいフラットな感じ、ずーっと全部がね。 それで、なんかすごい伸びやかで、豊かな気持ちで、 最初から最後まで観れたっていう、全部フラットな感じで。 僕もいっぱい観てる訳じゃないけどそんなに無いなって。

飴屋法水(アフタートークより抜粋)