

ABOUT
『黒と白と幽霊たち』はパフォーミング・アーツ・コレクティブ「バストリオ」と音楽家の松本一哉 が共同で制作したパフォーマンス作品です。2016年に東京・谷中にある宗林寺で初演して以来、これまで15都道府県・44回におよぶ公演を行ってきました。
舞台に並ぶのは詩やインタビューで採取した言葉、宮沢賢治の『よだかの星』の一節、テロを伝えるニュース記事といった多様な言葉と、松本一哉の生演奏によって生み出される即興的かつ緻密な音楽と躍動感溢れるパフォーマーの身体、光と影。さまざまな要素によって空間を揺り動かし、“ここ”と“どこか遠く”へと観客の思いと想像力を掻き立てます。
The Busstrio and Matsumoto Kazuya have been performing across the country as a tour repertoire since the premiere at Sorin temple in Tokyo /Yanaka in 2016.
They aim to performance the play100 times nationwide as well as in Japan.
This work quotes from “The Nighthawk Star” よだかの星(Yodaka no Hoshi) ,written by Kenji Miyazawa, and manifold words from poems, interview stories , and real terrorism news. On the stage, the light and shadow relate physical activity of actors.
In addition, Kazuya Matsumoto (musician, percussionist, born in Kanazawa) reflect in the space with improvised sound and elaborate music.
This show takes audience to “here” and “faraway” along with emotion and imagination.
公演情報
[福岡公演]
2026年
1月23日(金)19:30-
1月24日(土)13:30-/18:30-
1月25日(日)14:30-
@なみきスクエア 大練習室
福岡市東区千早4-21-45
キビるフェス2026 参加作品
[熊本公演]
2026年
1月27日(火)19:30-
@早川倉庫
熊本県熊本市中央区万町2丁目4
チケット
[福岡公演]
一般 3,300円
U-22 2,500円
高校生以下 500円
未就学児 無料
キビる割:「キビるフェス2026」の他のプログラムの半券または予約画面等のご提示で一般料金から300円引きとなります。
チケット取扱い:
ローソンチケット(Lコード:84054)
*2025年10月18日(土)10:00発売
*ご予約のみを受け付けるシステムです。
料金のお支払いは当日現金精算になります。
[熊本公演]
一般 3,000円
U-22 2,500円
高校生以下 500円
未就学児 無料
*2025年10月18日(土)10:00発売
*ご予約のみを受け付けるシステムです。
料金のお支払いは当日現金精算になります。
※全席自由席
※開場/受付開始は開演の30分前
※上演時間は60分を予定
※お子様もご覧いただけます
※お子様とご観劇の場合、ご予約フォームのメッセージ欄にその旨をご記入ください。

クレジット
作・演出・出演|今野裕一郎
演奏|松本一哉
出演
坂藤加菜
橋本和加子
菊沢将憲(声)
美術|黒木麻衣
衣装|告鍬陽介
協力
稲継美保、中野志保実、菅本千尋
宣伝美術・イラスト|黒木麻衣
題字|新穂恭久
制作|橋本和加子
[福岡公演]
主催
バストリオ
パピオビールーム共同事業体
福岡舞台芸術施設運営共同事業体
なみきスクエアみらいネットワーク
みなみ地域振興グループ
福岡市
共催|(公財)福岡市文化芸術振興財団
協力|株式会社明治産業
[熊本公演]
主催|バストリオ
プロフィール

バストリオ
主催
パフォーマンス作品を制作するコレクティブ。生きていく中で出会うビビットな瞬間を小さなシーンへと立ち上げるクリエイションを行う。いくつもの行為・出来事・モチーフをバラバラのまま配置する上演は、音楽的なグルーブを帯びながら“名付けようのない生”を描き出す。存在そのものを肯定するような祝祭的な時間は、観客の想像力を喚起し世界を捉える視点に奥行きをもたらす。第14回せんがわ劇場演劇コンクールにてグランプリ含めた4冠受賞。

今野裕一郎
作・演出・出演
1981年生まれ。演劇作家、映画監督、バストリオ主宰。横浜国立大学中退後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。在学中に映画監督の佐藤真に師事し、淡路島で二年間撮影したドキュメンタリー映画『水の大師の姉弟』が卒業制作。上京後は演出家・劇作家の宮沢章夫が主宰する遊園地再生事業団に参加し『ニュータウン入口』『ジャパニーズ・スリーピング』『トータル・リビング』で出演・映像担当。2011年に友人の出産を記録したドキュメンタリー映画『3人、』を制作、2013年にシティボーイズライブで演出助手を務めた。2014年に映画『Hello,supernova』が池袋シネマロサで劇場公開、ドイツ・フランクフルトで開催されたNippon Connectionに正式招待。2019年に映画『グッドバイ』がポレポレ東中野で公開、その際に過去作がオールナイト特集上映された。2021年に映画『UTURU』が東京ドキュメンタリー映画祭に選出。バストリオというユニットを主宰し、演劇・ライブパフォーマンス・インスタレーション作品を日本各地で次々発表。映像・演劇を用いた教育活動、北海道・知床で葦の芸術原野祭の実行委員を務めるなどボーダーレスな活動を行なっている。
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松本一哉
演奏
音楽家・サウンドアーティスト・ドラマー。
環境ごとにあるモノ・造形物・自然物・身体・装置など、本来楽器では無いモノも用いて多様な音表現を行う。自身で起こす音と場所毎に偶然に起こる環境音とが渾然一体となるように働きかけていき、日常の聴き慣れた事象に新たな切り口を与え、音に没入させる即興表現を追究している。
これまでにソロ作品「水のかたち (2015)」「落ちる散る満ちる (2017)」「無常 (2022)の3作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。
その他リリースに、バストリオのレジデンスプログラム内で制作した「オープン・グラインドハウス(2018)」、TAMARUと津田貴司とのトリオ音源「Amorphous (2021)」、坂本龍一追悼企画アルバム「Micro Ambient Music (2024)」などがある。
偶然に起こる環境音との即興による音源制作を基に、全国各地で行なっているライブパフォーマンスやサウンドインスタレーション、展示会場に滞在・生活して音を展示し続ける動態展示、映画 / 映像作品 / 舞台公演 / 商業施設への楽曲制作、コロナ禍にライブ公演を行わず人に会いに行く事を目的に企画した「人の音を聴きに行くツアー」、バストリオの企画や公演に参加するほか、2021年から北海道知床で毎年開催している「葦の芸術原野祭」を立ち上げから運営するなど、音による表現を軸に活動を展開している。
Web

坂藤加菜
出演
1993年東京生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。2019年よりバストリオメンバーとして参加。ダンス、演劇、演奏の活動をその都度、隔たりをもったりもたなかったりしながら行う。バンド「山二つ」、ユニット「inter/view」など。
Web

橋本和加子
出演
1984年大阪生まれ。大学では佐藤真のもとドキュメンタリー映画を学ぶ。2010年に同級生の今野とバストリオを立ち上げ、以降、すべての作品に出演し制作も担う。2022年にドキュメンタリー映画『葦芸の映画』を監督。2024年にスヌーヌー『海まで100年』に出演。映画出演作としては今野裕一郎『グッドバイ』、菊沢将憲『凹/eau』、清原惟『すべての夜を思いだす』がある。バストリオYouTube『バストリオの間』ディレクター。2021年より北海道・知床の芸術祭「葦の芸術原野祭」の運営に携わる。
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黒木麻衣
美術
1992年鹿児島生まれ。
女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻卒業。
主に絵・イラストレーションを主体にした作品を発表。
「バストリオ」ではアートワーク全般を担当。
上演やワークショップで行われている「クリエイション」に関わり、
描くことにフィードバックしている。
Web

菊沢将憲(声)
出演
俳優・映画監督。NODA・MAPなど多数の舞台に出演し、2016年にはアヴィニョン演劇祭初演のアンジェリカ・リデルの舞台に出演。ダンスには黒田育世・矢内原美邦・康本雅子の作品など。主演映画『815』バンクーバー国際映画祭審査員特別賞を受賞。監督作 『おーい、大石』PFFアワード2016入選。映画出演は今野裕一郎『グッドバイ』、清原惟『わたしたちの家』、横川寛人『大仏廻国』など。バストリオには空気公団との『夜はそのまなざしの先に流れる』『黒と白と幽霊たち莇平版』『ストレンジャーたち/野性の日々』に出演。
Web
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映像
関連商品

バストリオ+松本一哉『黒と白と幽霊たち』in 知床斜里公演DVD
¥2,500-
第一回葦の芸術原野祭にて上演した『黒と白と幽霊たち』の全編を収録したDVDです。
※全編モノクロの映像となっております。
上演履歴
TOKYO
[1] 2016.8.11. 宗林寺(谷中)

[7-8] 2017.1.22. KREI SALON

もしかしたら私のかもしれない走馬灯のようで怖いくらいだった。五感が刺激された。
小川沙希・パフォーマー
これは素晴らしかった。海外でやるべき。
菊沢将憲・ 俳優/映画監督
[14-15] 2017.8.15. BUoY

その場でひびく音や
もえがらののこすかおり。
劇中にでてくることばの
きえていくあわが
リアルに体験できたような気がします。
このむしあつさや
いただいたお茶のつめたさは
今生きていることを
実感できました。
とてもすばらしかったです
44歳・会社員・男性
前回、冬に観させてもらって、夏に観たいと思っていたので今日観ることができてよかったです。
場所柄なのか、音と光がすごく強くて生き物みたいでした。本当に素晴らしかったです。
30歳・女性
[20] 2019.4.3. ポレポレ東中野

[22-23] 2019.8.6. BUoY

[32-34] 2021.10.14-15. 元映画館

HOKKAIDO
[29-31] 2021.8.14-15. 斜里町旧役場庁舎

[39-41] 2022.8.14-15. 斜里町旧役場庁舎

[42] 2023.8.9. 斜里町旧役場庁舎

[43] 2024.8.15. 斜里町旧役場庁舎

IBARAKI
[21] 2019.6.19. タカスハウス

NIIGATA
[16] 2018.8.15. 莇平集落内の野外劇場

夏の莇平で見たあの事象たち、役者の頭上の入道雲や蜻蛉や虫の音や雲間の光は、バストリオという事象を通してよりクリアーに、フラットに僕らを取り囲んでいると確かに感じたのだった。
ふんどし演劇ユニット山山山(さんざん)新見綜一郎
客席と舞台の境目がひかれることなく、観ているこちらも思わず前のめりになった。それは、彼らの表現が大上段に構えたものではなく、「それぞれの身体が触れているリアリティーの上に立つこと」が彼らの目指す表現姿勢だからではないだろうか。
ダンサー・大西健太郎
NAGANO
[11] 2017.8.10. かんてんぐら

ISHIKAWA
[12] 2017.8.12. アートグミ

久々に “わけわからん感” の高いものに出会えた。とても面白かった。 音も楽しくて、何ともリアルな異空間…いや…異空間にいながらのリアル感! なんだかんだでゆるい始まり方とか、ゆるい終わり方とか・・・そんなわけわからん感の延長線上に自分の帰り道があるというこの感覚が大変心地良い。
57歳・金沢21世紀美術館職員・男性
しばらく放心状態になるくらい心をうごかされました。今まで見たどんなお芝居よりも、まっすぐ深く届きました。シンプルな装置と人の力で緻密に組み立てて、光が影を浮き立たせ、音と声がダイレクトにひびく。途中から本当に言葉としてはどこからどうなったのか言語化できないけど、涙が出て来ました。本当に素晴らしかったです。もう一度、いや何度でも見たいです。
39歳・女性
音、光、時間、熱、役者の感情、作り出される全てが五感に侵入してくる感覚は、観客という他人行儀な立場では済まされない体験をもたらしてくれます。グミで見逃したという方!一体なんだかよくわからないという方!本当におすすめです。金沢での再公演おめでとうございます!
金沢アートグミスタッフ
[17] 2018.11.10-11. 21世紀美術館

自分が今生きていることをちゃんと見つめ直すきっかけのようなものに感じました 生身の人間と音の震動、言葉が重なったからこそ伝わるものでした
19歳・学生・女性
SHIZUOKA
[2] 2016.11.20. 鴨江アートセンター

バストリオ+松本一哉「黒と白と幽霊たち」のZINEを読みながら反芻しています。101の空間ぜんぶが生きもののようになってて、あ 幽霊か。起こっている現象が自動シャッターで焼き付けられていくと同時に見えないうねりがどんどん構築されては揺らいでいって、すごい体験だった。
parlor COTEF / K'DLOKK / NObLUE 津ヶ谷小百合
[9-10] 2017.8.5. 福厳寺

とにかくすごいモノを見たという感想です。 言葉にしづらいですが、ショウゲキでした。 8/6今日、この昼に見れた事に、とても意味を感じます。 44歳・会社員・男性
[24] 2019.8.10. 福厳寺

KYOTO
[3] 2016.11.21. 極楽寺

ただただ圧倒されました。音と役者の身体のエネルギー体になって迫ってくる感じ
あまり味わったことのない体験で、どう言語化したらよいかわからないのですが
イマジネーションの力でこんなすごい世界が作れるんだと思って感動しました。
34歳・会社員・男性
OSAKA
[13] 2017.8.13. Flag studio

耳の奥を音がグワングワンと鳴り続けました。あらゆる言葉が溢れてきて、でも言葉には出来なくて、ただ凄いものを見た、という実感だけをどすんと感じました。あの時、どこに連れて行かれたんだろう、と思い出します。汐見橋線に沿って自転車で黒と白と幽霊たちを見に行った日は 六十週間前の日曜日。思い出すとなんだか変な感覚になります。子供の頃のすごく遠くまで歩いた記憶のように、確かに僕はあそこにいたけれど、いなかったような気がする感覚です。ある空間に迷い込んだ記憶だけが鮮明に残っていて、でも果たしてそんな空間は実際に存在したのだろうか、と思う感覚です。歩かずに歩いて、今此処を出たり入ったりして、ふとさっきまで居た場所を思い出して戻っているうちに違う場所にいました。そんな空間がまたこれから何度も様々な此処と現在を飲み込んで立ち現れる、ということが不思議で想像もつかないです。
林俊作・画家
NARA
[25] 2019.8.11. 門前おかげ楼

WAKAYAMA
[26] 2019.8.12. じゃんじゃん横丁

HYOGO
[35-38] 2021.10.1-2. void

OKAYAMA
[27] 2019.8.13. moyau

HIROSHIMA
[28] 2019.8.15. アステールプラザ
FUKUOKA
[4] 2016.11.23. エンゲル

OITA
[5-6] 2016.11.26-27. AT HALL

不思議な、でもここちよい空間をもらいました。なんども転生しているという感覚は自分の中にはあまりないのですが、この時間に少しだけ古いものがとれて新しい皮をまとったような気持ちになりました。ありがとうございました。
43歳・販売員・女性
昨日に続き、本日二日目の観劇です。 言葉で上手く出来ないのですが、昨日、めちゃめちゃ衝撃でして本日もやってまいりました。また機会がありましたら伺わせてもらいます。本当にいいものを有難うございました。
38歳・公務員・男性
生の打楽器をバックに演劇がくり広げられるのはとてもおもしろかったです。
どんな写真たちであの世界ができたのかとても興味があるのでzineを購入したいと思います。
白猫屋・女性