ABOUT
バストリオは三鷹SCOOLにて5月20日から23日にかけて新作『一匹のモンタージュ』を上演します。
2020年から続くコロナ禍で、人と人との関わりが減り表現の機会が減少する中、バストリオはこれまでの10年間の活動を振り返る時間を過ごしました。その時間を経て2022年は表現者たちと緩やかに繋がり、オフラインでの発表の場を再び開くこと、多様な価値観を持った社会と対話することで表現として他者に浸透するような強いものを作っていこうと考えました。
今回の新作は、二つの矛盾したものや対立や差異が存在することでそこに生まれる境界線を意識的に捉える「バストリオの野性」シリーズの第四弾となります。参加者各々の表現方法を提示するとともに、今世界で起きてることや参加者の日常から地続きにある生活や風景、記憶、うたをドキュメントしたライブパフォーマンス作品をつくります。
この作品は発展・継続させること、再演や全国各地での上演を視野にいれています。新たな場を生み出すきっかけを作品から発見し、外からの批評的な目線を獲得して社会に根ざした、継続した活動へとつなげていきます。
OUTLINE
バストリオの野性vol.4
『一匹のモンタージュ』
演出 今野裕一郎
作 黒木麻衣 今野裕一郎 坂藤加菜
佐藤桃子 鈴木健太 高橋由佳
中條玲 中澤陽 橋本和加子 本藤美咲
一匹は一匹、
十でも百でも千でもないです
じっと見つめたらこちらを見たり見なかったりして生きてるということがわかります
わかりようがないんを肝に銘じた
目を瞑ることさえも自由な
四方八方からやってくる
一匹の野性、モンタージュの嵐
TIME TABLE
2022年5月20日(金)〜23日(月)
5月20日(金)20:00〜★佐々木敦(思考家)
5月21日(土)15:00〜
5月21日(土)19:30〜★川村喜一(美術家・葦の芸術原野祭代表)
5月22日(日)15:00〜
5月22日(日)19:30〜
5月23日(月)14:00〜
5月23日(月)17:30〜※【追加公演】★アフタートーク
※5/23 17:30~の回は上演の記録映像の撮影を行います。客席の一部にカメラが入ることをご了承ください。
TICKETS
予約 3,300円
当日 3,500円
14歳以下無料
※ 予約確認メールが届かないとの問い合わせがいくつかございました。迷惑メールフォルダをご確認の上、届いていないようでしたらbusstrio@gmail.com までご連絡ください。予約状況を確認次第、折り返しご返信いたします。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
・全席自由席・開場/受付開始は開演の30分前
・お子様もご覧いただけます
※感染症対策の為、ご来場の際はマスクの着用をお願い致します。入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮下さい。
※不測の事態が発生し公演を中止・延期をする場合は、情報を更新のうえ速やかにその旨アナウンス致します。
音響|岡村陽一
宣伝美術|鈴木健太、黒木麻衣
記録写真|comuramai
制作・Web|橋本和加子
協力
葦の芸術原野祭
uni
galajapolymo
スカンク / SKANK
山二つ
シバイエンジン
企画・主催|バストリオ
PROFILE
バストリオ
企画・主催
今野裕一郎が主宰するパフォーミングアーツコレクティブ。自然や都市がもつ感触、人間の身体から出てくる生理や質感を活かしたフラットで豊かな作品を生み出す。生演奏による音と発される声、ものと身体、光と影、テキストや映像など全てを断片的にバラバラなまま扱い、ドキュメンタリー編集技法を用いた観客の想像力を喚起する舞台作品をつくりあげる。
音楽家の松本一哉と共作した『黒と白と幽霊たち』で 47 都道府県をまわるツアー活動、劇場や公共施設を外に向けて開放する「オープン・グラインドハウス」、北海道・知床で開催される「葦の芸術原野祭」の実行委員を務めるなど社会に開けた幅広い活動を展開しており、様々なジャンルの表現者や批評家、各地の観客から高い評価を受けている。作品でコラボレーションしたミュージシャンは杉本佳一、空気公団、minamo、滝沢朋恵、タカラマハヤ、角銅真実、三日満月、スカンク/ SKANK、SPORTS MEN など。
Web:https://busstrio.com
今野裕一郎(こんの ゆういちろう)
作・演出・照明・美術
1981年生まれ。演出家・映画監督。ドキュメンタリー映画から創作を始めて2010年よりバストリオを主宰し、全作品で作・演出を務める。舞台、映画、インスタレーション、文筆などの作品を発表。小学生を対象とした「こどもえんげき部」、劇場や公共施設を役割から開放する「オープン・グラインドハウス」などボーダーレスな活動を展開。2021年に映画『UTURU』が東京ドキュメンタリー映画祭に正式招待される。
黒木麻衣(くろき まい)
作・登場・宣伝美術
1992年鹿児島生まれ。主にグラフィックを主体とし制作する。
「バストリオ」ではアートワーク全般を担当。
Web:https://kurokimai-d.tumblr.com/
坂藤加菜(さかとう かな)
作・登場
2019年よりバストリオメンバー。
身体を用いた作品の発表、音楽家の演奏に交ざる踊り子、映像作品への振付・出演、横須賀 飯島商店の催し「となりあう身」主催。
2020年よりバンド「山二つ」のメンバー。
Web:https://sakatoukana.tumblr.com
Photo by 光岡幸一
佐藤桃子(さとう ももこ)
作
1997年4月21日生まれ 東京出身
鴻陵座、アナログスイッチ、大橋可也&ダンサーズなどの作品に出演
鈴木健太(すずき けんた)
作・登場・宣伝美術
主に演劇・音楽・グラフィックデザインを制作する。2015年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒、美学校実作講座「演劇似て非なるもの」第2期修了。2020年よりバンド「山二つ」開始。
高橋由佳(たかはし ゆか)
作・登場
東京生まれ。日本大学文理学部ドイツ文学科卒業後、ENBUゼミナール映像俳優コースでの杉田協士監督短篇映画『遠くの水』が第8回ちば映画祭で上映される。演劇をつくる集団 uni (うに)のメンバーであり、現在、練馬区高松にて「ちょいとそこまでプロジェクト」が進行中。幼少より踊ることに親しみ、大橋可也&ダンサーズのリサーチ型ダンスプロジェクト〈ザ・ワールド〉に2017年から参加。同カンパニー作品、五反田団「新年工場見学会」、アウトリーチ企画やアート作品への出演をする傍ら、2020年に幼稚園教諭二種免許と保育士資格を取得。ウェアブランドのモデルなどさまざまな場で活動している。
Photo by 鈴木理絵
中條玲(ちゅうじょう れい)
作・登場
長崎生まれ。見ている人との「あいだ」で起こること、変化することに関心を寄せ舞台芸術に参加。並行して、調理にまつわる手つき・食卓における振る舞いに注目し、日々のごはんからクリエーションを行う。
Web:https://chujorei.persona.co
Photo by 板倉勇人
中澤陽(なかざわ あきら)
作
舞台作家。1992年6月4日生まれ。映像作家として、室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉『リバーサイドホテル』『顔』などの作品に参加。パフォーマーとして、fabien prioville dance company『The SOMA Project』、藤田貴大『A-S』、ゆうめい『フェス』『〆』、三野新『アフターフィルム』、ヌトミック『ワナビーエンド』、福井裕孝『デスクトップ・シアター』、ウンゲツィーファ『ロイコクロリディウム』『Uber Boyz』などの作品に参加している。2022年度セゾン・フェローⅠ。
Instagram:https://www.instagram.com/akira_nakazawa/
photo by manami tanaka
橋本和加子(はしもと わかこ)
作・登場
1984年大阪生まれ。京都造形芸術大学映像コース卒業。2010年にバストリオを立ち上げ、俳優・制作・録音を担当。2020年からはじまったバストリオの配信企画『///(かわ)』では配信も担当し、2021年よりドキュメンタリー映画の制作をはじめる。矢内原美邦、小田尚稔、宮沢章夫、前田司郎、金山寿甲の舞台に出演。映画出演作として『グッドバイ』『ニュークリアウォーター』『凹/eau』『二羽の鳥、徹夜祭。』がある。
Instagram:https://www.instagram.com/wakako_hashimoto/
photo by Ralph spieler
本藤美咲(もとふじ みさき)
作・登場
1992年12月生まれ。音楽家。
即興演奏と作編曲の二極を基盤とし、多分野の芸術家と共演や制作を重ねながら日々触手を伸ばしている。
主宰バンドgalajapolymoを2018年に立ち上げ、敬愛する仲間とともに常に等身大の表現を探求している。
Tokyo sound-painting、hikaru yamada and metal casting jazz ensemble、OTOMO YOSHIHIDE Small Stone Ensemble、SAX CATSほか参加プロジェクト多数。
イベント企画、音楽誌コラム執筆、講師活動等も行い音楽文化振興に注力している。
Web:https://www.misaxophone.me
Photo by 大塩ハチ
SKANK / スカンク
協力(散歩ソムリエ)
パフォーミングアーツカンパニー“Nibroll“の音楽家。2005年に加入後、全作品の音楽を担当。個人の活動では国内外で多数の舞台作品への楽曲の提供、演奏、コラボレーション、他ジャンルのアーティストとのセッション、2015年よりインスタレーションやパフォーマンスの発表、映画音楽など活動の幅を広げている。
Photo by 深澤孝史
岡村陽一(おかむら よういち)
音響
専門学校で録音を学ぶ。インドの古典楽器の奏者と出会い関わる中で、 さまざまなスペースでのステージ音響にも携わる機会が増える。 2015年よりバストリオの公演のいくつかに音響として参加。
Photo by kurokimai