OUTLINE

新しい野良犬
ニューストリートドッグ

演出・音・照明 今野裕一郎

出演

坂藤加菜 髙橋慧丞 中條玲
槌谷颯晃 つちやりさ 中林舞
橋本和加子 吉田萌

「街をウロウロして集まってきたら目が合った瞬間噛みついて止まることなく走って辿り着いたそこは最も人間がいないと期待されている場所」

「子孫たちが街で繁栄、すれ違うそれぞれのイメージが宇宙から落下してくる」

「どこまでも走る犬たち、人間たちは歩いてそこへ向かう」

「風景みたいにね」

ABOUT

バストリオは2024年7月11日から15日にかけて、中野にある元クリーニング屋のオルタナティブスペース「水性」にて、新作『新しい野良犬/ニューストリートドッグ』を上演します。 『新しい野良犬/ニューストリートドッグ』は、2024年2月にバストリオが開催したWSオーディション『十回転』で出会った人たちとつくる新作公演です。大きなガラス窓が商店街の通り(ストリート)に面したこの場所で、八人の出演者ともっとたくさんの人間たちが、一人ひとりとして集まっては分かれてそれぞれのホームを探し歩きます。ときに隣り合わせになって遊びまわるように表現を続けた。
フィクションとリアルが同時に押し寄せる、まとまらない時間と街の気配からなるパフォーマンス作品として上演(ライブ)を行います。

TIME TABLE

2024年7月11日(木)〜15日(月・祝)

7月11日(木)20:00〜
7月12日(金)14:00〜
7月12日(金)19:00〜
7月13日(土)13:00〜
7月13日(土)18:00〜
7月14日(日)13:00〜
7月14日(日)18:00〜
7月15日(月・祝)13:00〜

※上演時間は80分を予定しています。

TICKETS​

予約 3,500円
当日 4,000円
14歳以下無料

・全席自由席
・受付開始/開場は開演の30分前
・0歳のお子様からご覧いただけます

MAP

水性

東京都中野区新井1-14-14新井薬師あいロード内 JR「中野」駅 北口より徒歩8分

楽曲提供 中村太紀、本藤美咲、高良真剣
音楽 中條玲、槌谷颯晃
出店 出張おかしとごはん「ニャー」
宣伝美術 嵯峨ふみか(デザイン)、黒木麻衣(イラスト)
記録写真 小池舞
音響 岡村陽一
制作 中條玲、橋本和加子
企画・主催 バストリオ
協力 つちや温水プール、tele-、山二つ

PROFILE

バストリオ

企画・主催

パフォーマンス作品を制作するコレクティブ。2010年⽴ち上げ。⽣きていく中で出会うビビットな瞬間を⼩さなシーンへと⽴ち上げるクリエイションを⾏う。様々なメディアを⽤いることで断⽚的な時間を構成し、いくつもの⾏為・出来事・モチーフをバラバラのまま配置する上演は、⾳楽的なグルーブを帯びながら“名付けようのない⽣”を描き出す。存在そのものを肯定するような祝祭的な時間は、観客の想像⼒を喚起し世界を捉える視点に奥⾏きをもたらす。

今野裕一郎(こんの ゆういちろう)​

演出・音・照明

1981年生まれ。映画監督の佐藤真と出会いドキュメンタリー映画から創作を始めてバストリオを主宰。全作品で作・演出を務める。舞台、映画、インスタレーション、文筆など活動をボーダーレスに展開し作品を発表。北海道・知床で地元の人たちと「葦の芸術原野祭」を立ち上げ、企画・運営に携わる。コロナ禍に撮影した新作映画が三本公開待機中。

坂藤加菜(さかとう かな)

出演

1993年東京生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。2019年よりバストリオメンバーとして参加。ダンス、演劇、演奏の活動をその都度、隔たりをもったりもたなかったりしながら行う。バンド「山二つ」、ユニット「inter/view」など。

髙橋慧丞(たかはし けいすけ)

出演

会社員。2018年頃から観客として様々な劇場に足を運ぶようになる。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」基礎科・演習科第1期生。ことばの学校第1期生有志合同誌『tele-』vol.2・vol.3・vol.4に寄稿。パフォーマーとして、吉祥寺ダンスLAB vol.6/小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『言葉とシェイクスピアの鳥』出演
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Photo by 吉田卓央

中條玲(ちゅうじょう れい)

出演・制作

1999年長崎生まれ。舞台芸術に出演や制作として参加。並行して、日記やテキストの執筆、植物との関わり合い、調理と振る舞いなどいくつかの取り組みを実施。
バストリオ作品は2022年『一匹のモンタージュ』から継続的に参加し、2024年にメンバーとなる。
Web
Photo by 今野裕一郎

槌谷颯晃(つちや さつき)

出演

2002年札幌生まれ。音楽家。ギターにさまざまなものを挟んで即興演奏を行う。絵も描く。詩も書く。大島輝之&大谷能生”密2”セッションにカメラマンとお手伝いとして参加。
Photo by 吉田萌

つちやりさ

出演

熱くないけどぬるくあたたかく。特別じゃないけどちいさくほっと。そんな時間をみんなといっしょに過ごしたくて、「つちや温水プール」という屋号であそぶように飛びまわっています。「じぶんにぶくぶくもぐる会」と題したおしゃべりの会の開催や、フリーペーパー「まじめ通信」の発行、Podcast「ぷかぷかぷかぷかうきうきうきわラヂオ」の配信、zine「Swimmers #1 休職」や日記本「温水日和」の製作などを行っています。
Web

中林舞(なかばやし まい)

出演

俳優/振付師
2004年 劇団FAIFAI の創立メンバーとなり、’12年退団まで、国内外のほぼ全ての作品に出演。
退団後も、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、福原充則、多田淳之介、岩井秀人、糸井幸之介、吉田小夏、田上豊、中屋敷法仁、山本卓卓、ウィル・タケット、エラ・ホチルド(敬称略)など、多くの演出家の作品に出演し、定期的に自身のソロ企画公演も行っている。
また振付師として、多くの舞台作品や、NHK番組おかあさんといっしょ、アイドルグループ“でんぱ組.inc”などへの振付を行っている。
Web
Photo by Kaoru Fukui

橋本和加子(はしもと わかこ)

出演・制作

1984年大阪生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。佐藤真ゼミでドキュメンタリー映画を学び、宮沢章夫が演出する授業公演で初めて舞台に立つ。2010年にバストリオを立ち上げ、俳優・制作・録音を担当。バストリオの配信企画『///(かわ)』ディレクター。葦の芸術原野祭実行委員(北海道・知床)。映画出演作として今野裕一郎監督『グッドバイ』、『ニュークリアウォーター』。菊沢将憲監督『凹/eau』、『二羽の鳥、徹夜祭。』がある。
Instagram
Photo by Ralph spieler

吉田萌(よしだ もえ)

出演

1999年、福岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。作演に『スティルライフ』(2022)、『壁あるいは石、平たいメディウム』(2020/2024)。俳優としては関田育子、三枚組絵シリーズ、マレビトの会などに参加。
Web
Photo by souta kasahara

出張ごはんとおかし ニャー

出店

ニャーは奄美大島のことばで貝のこと。
郷土料理の鶏飯や焼き菓子、たまに行きたいところの食べたいごはんをつくります。
場所をてんてんとしながら、ときどき開けています。
お会いできたらうれしいです。

黒木麻衣(くろき まい)

宣伝美術(イラスト)

1992年鹿児島生まれ。主にグラフィックを主体とし制作する。
「バストリオ」ではアートワーク全般を担当。
上演やワークショップで行われている「クリエイション」に関わり、
描くことにフィードバックしている。
Web

嵯峨ふみか(さが ふみか)​

宣伝美術(デザイン)

バストリオ「ストーン」に出演後、たまに宣伝美術などで参加。
過去にオフィスマウンテン、趣向、モメラスなどの宣伝美術を担当。
Photo by 佐藤瑞季

小池舞(こいけ まい)

記録写真

北海道生まれ、和歌山育ち。
好きな植物はストック。
高校生の頃に触れたフィルムカメラから出発して、現在は手元に巡ってきてくれたカメラならなんでもありがたく使い、残したいものを撮っています。
俳優として呼んでいただくこともあります。
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Photo by Tamaki Shiori

岡村陽一(おかむら よういち)​

音響

専門学校で録音を学ぶ。インドの古典楽器の奏者と出会い関わる中で、 さまざまなスペースでのステージ音響にも携わる機会が増える。 2015年よりバストリオの公演のいくつかに音響として参加。
Photo by kurokimai