麓くん

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佐藤夫妻(佐藤拓道さん南波典子さん)の家にお邪魔した。
ずっと家に行きますと言っていて、今年はなにかと忙しくて訪問を先延ばしてしまい、ようやく行けたのでホッとした。撮影もさせてもらう。生まれる前に撮った二人の映像と、出産と、生後ちょっと経ったけども家族三人でいる姿を撮れて、幸せな気分になりました。で、いつもおいしいものも沢山頂いてしまう。そしてお芝居について長く話を聴く。タメになる良い時間を過ごせました。引っ越しをするらしいので、次は新居で会えるでしょう。いい環境で子育てが出来るというので良かったなー。そして麓くんがとんでもなく元気だったのでほんと良かったなー。いっぱい笑ってくれました。会いたかった人たちに会えたのです。
あと、フラじゃなくて、オアフのロールケーキは必ずチェックしておきますね。
色々とやる事を終えてホッとしたのか疲れが出てきました。
んなわけで、帰宅して風呂に入り、京都の大学の同級生で一緒のクラブにもいたコジ(ホットヨガのインストラクターをやっている)が遊びに来ていたので、ムトウ(女ギャング団)と三人で話してからたっぷり眠った。
そして悪夢で起きる。珍しく電池切れのような状態です。身体と心が休んで欲しいと願っていますね。ちょっと本が溜まっているし読書でもしよう。そして今日から籠ります。籠ってやります。部屋から動きません。もはや編集の鬼と化します。がつんと仕上げてやります。やってやる!!!!!!

誕生日を祝い、関西を動き回っていたのだ。

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まず、ユイタマの家に行き、遅くなったけど珠子の誕生日プレゼントを渡しました。猫の貯金箱です。そして喜ぶ写真を撮るために携帯を構えて集中している今野のことを、結子が撮影しました。
この日は特別に色々と気持ちを入れ直す日となりました。たくさんのことが繋がってきて、強い念いを知りました。そしてお母さんにおいしい紅茶を貰って大切に飲んでいます。
それから怒濤の展開で関西へ足を運んでいました。
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まず、16日の昼過ぎに行く事が決定して、新幹線で京都へと行きました。
久しぶりの京都は雨だったけど、まあ気にしないでそのままバスに乗り込む。アトリエ劇研に到着したら、ワンドリンクで調子に乗ってしまい、弱いのに酒とか一杯飲んじゃったりしたから、もうフラフラで、でも、chikinの公演「シティ派で」はもちろん始まる。大移動の果てにはchikinがいました。そして孝学くんというとにかくデカイ男がカメラをまわすために動き回るので、デカイ男がカメラをひたすらまわしているよとなって、俺の前でまわしたらもう全然見えないよってことになったりしていた。ふと見ると児玉はバーで立っていた。たまに何かしていた。そしてわざわざ来てくれたということでコーラを奢ってくれました。
そして終わってから、chikinのメンバー(山村さん、コッシー、トミー)と宇野ちゃんと磯村さんと京極くんがいて、久しぶりに会えました。みんな元気そうだった。その後、コダマとハシモトと三人で「天天有」に行く。念願叶い、ラーメンを食らう。その日は家に泊めてもらって、結局、朝の10時までコダマと喋っていた。喋る事が尽きないってことです。ただ舞台の感想を山村さんに話せなくて残念でした。
17日は大阪のとあるクラブを見に行く。「原始人みたい」をやるかもしれないことになっているので、偵察だったけど、この場所はまた違うことをやった方がいいなと思い、もう少し短い「原始人みたい」のなにかか、まったく新しいものをやるべきかもとなった。でもクラブのマネージャーが良い人だったという事でとてもやる気にはなったので収穫ありでした。そして今回はドラムがあるんだから叩こうと思う。その日はライブをやっていて熱いお客さんたちがオタ芸を見せていた。クラブを出て、カフェでクリームソーダで休憩。
そして心斎橋をぶらぶらとして、新幹線で帰宅。家は平和でした。いまはすこし疲れています。
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そして明日は撮影です。佐藤夫妻宅に行きます。ようやくなのです。

あたらしい時間

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自転車であたらしいタワーを見に行く。自転車もあたらしい。
ひとりで浅草まで走る。すばらしく速い。久しぶりに風をたくさん浴びました。大好きな店「つくし」でトンペイ焼きを食らう。そして浅草寺で、様々な思いを込めておみくじをひいたら、今までにないくらいに良い「吉」が出たので驚き、浮かれました。
第2東京タワーは東京タワーの高さをいつのまにか越えていました。これからが大変なんだろうな。
やはり自転車は必要だった。気持ちがいい。
三階の部屋に誰かを入れる必要がある。いい出会いがあれば嬉しいです。
災難は永遠に去った。もう終わりにしたい。ようやく皆が元気になった。いまはとても楽しい。
そして編集は始まった。
プロ野球チップスの話で太田順子ちゃんと夜中に電話で盛り上がったけど、大人のすることじゃないよ。でもすごく楽しかった。話の合う人と話すのは楽しい。
今日こそユイタマの家にお邪魔する。短編の話をしたい。
あと大阪に行くかどうかだ。chikinの新作「シティ派で」も見てみたい。
chikinは大学時代の友達で京都で活動しているのです。メンバーの一人である山村麻由美さんは今度の遊園地再生事業団にも出ます。関西でこの日記を読んでる方は足を運んで下さい。とても面白そうです。
いろいろと決断の四月。やっぱりこの一年は大事な時だ。

もっとアグレッシブに。

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知り合いから電話がある。オカマの人だ。とても優しい人です。遠慮して舞台は来てくれなかったが、次は来て欲しい。応援してくれている。町田に住んでた時の少ない友達でした。
「なにかあったら店を売ってでも助けてあげる」と言ってくれた。そこまでされたらされたで困ってしまうけど、最強の仲間がいるような気持ちだ。ワンピースのイワンコフみたいな人です。
KENTARO!!さんのアゴラでのダンスイベントへと足を運ぶ。ヨースケさんのダンスを久しぶりに見た。泣けてきた。この人にはもっと舞台に立っていて欲しいと思った。もちろんKENTARO!!さんのソロもすごく良かったし、とにかくこの東京ELECTROCK STAIRSというチームを見ているのが好きなんだと感じたのです。
気持ちのいい時間を過ごす。踊りたい気分です。
今更だけど「のだめカンタービレ」をなぜか見た。
上野樹里と瑛太はとても面白い。そして伊武雅刀さんはもっと面白いです。
知り合いの女の子と渋谷で合流して、代官山へ。道に迷う。Ryan Mcginleyの写真集を買う。美しい。そしてパフェを食う。しっかりとした賢い子だ。家まで送るために都営三田線に乗る。良い電車です。地下から外に出る電車はいい。雨がふる。傘をさす。当たり前のことです。
池袋で遊園地再生事業団の会議に出る。色々と確認する。本当に色々と確認しました。自分のやるべき事を確実にやれるように勉強をしていく必要がある。ぼやぼやしてる暇などない。
どんどん気持ちを繋いでいく必要があると思う。もっとアグレッシブに。
編集へと進む。強い気持ちでやる。

つくること。

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思い出じゃなくて作品をつくりたい。
中途半端な覚悟じゃもう作れない。なんか全部終わっちゃう。やった感なんていらない。そういう事と戦いながらもっと良いものを作りたい。作品の始まりの景色と、その終わりの景色がしっかり違ったものであったという事が今回良かった。だからこそ設計図を現場で作っていくんじゃなくて、今度は設計図をしっかりと持ち込んで壊していきたい。
戯曲にもっとアイデアを注ぎ込めるように。作品に幸運を呼び込みたい。
しっかりと見てくれた周りの人たちには本当に感謝している。だから自分を知らない人たちにもっと見てもらえるようにしたい。どんどんやりたい。とにかくやりたい。もっと作品を、役者を、魅力的なものとして表出したい。
表現する事の怖さをはっきりと自覚すればするほどにそういう欲望が出てきている。
強く肯定したいからこそまだやりたい。
いま強く思っている。もっと身体と心が打ち震えるくらいに素晴らしいものが作りたいのです。
それを純粋に思う自分に気づいたら、なんだか泣けてくるのできっと大丈夫です。
自分が大きく変化しているような気がしています。
気のせいじゃない事を祈ります。

今年最後の桜を見た。

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きょうは遊園地再生事業団の花見です。
花見とは縁のない人間だと思っていたけど、今年は二回もする事が出来た。
相変わらずお酒は飲めない。下戸の日々は続きます。だからコーラを飲む。暑くて日射病ぎみになりながらも、しっかりと桜を見ていた。太陽を浴びながら色々と考える。
新宿御苑では今年最後になるであろう花見を皆が楽しんでいるみたいだった。
帰り道にほんと偶然、同じ電車の同じ車両に齊藤庸介さんがいた。明日はアゴラで庸介さんのダンスを見る。ついでに代官山に行って欲しかった写真集を買う予定です。代官山なんて9年ぶりくらいに足を踏み入れる。縁のない街。しかし明日は雨みたいだな。さようなら桜。
ふと起きて夜に電話を待つが鳴らなかった。
チェルフィッチュの山縣太一さんからメールでサッカー日本代表の情報が届いた。
しかしどう考えてもチェルフィッチュの「わたしたちは無傷な別人であるのか?」は凄かった。
新作も楽しみで仕方ないです。
ちなみにバストリオのトップページでは「原始人みたい」の写真がみれるようになっています。
京都に戻ったコダマがやってくれました。ぜひ見て下さい。トップページでバストリオのロゴをクリックするたびに違う写真に変わります。30枚近くの写真です。

演出と出演と音響と小道具。

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ここに座って色々とやりました。小道具も用意しました。時計は前の淡路島での舞台でも使いました。「原始人みたい」においての愛着ある場所です。
児玉が京都に帰る前に、小澤も含めて一緒に映像をまたもや見ました。表出できなかったことにも言及しながら、でもこれは面白いと素直に思えて、さらに思い返してもこういうことをやれたという事が、次に繋がっていて、やれることがどんどんと見えてくるので楽しくなってきました。どのように出来ていったのかを思い返しても、はっきりした記憶がない。瞬発的に、鈍感に、やっていた。最初に練習したのが「ただの抱擁」をしようというものだったのを思い出した。抱き合うひとを見たかった。あと「ただのパス」ね。その後には「ただの疲労」。これに向かって書いたのかもしれないけど、どうだったかは分からない。何故かこうなりました。実感とかを求めていた。こうなったんだから、こうだったという事だと思う。乱暴と繊細のせめぎ合いがある。もっとやるべき事がある。演出についてもっと真剣に取り組もうと思う。
やっぱり関西でやるべきじゃないかと火がついてきました。
といいながらも、日常は戻ってきました。
髪を切りにいく。CDを借りる。テレビを見る。飯を作る。家には一人です。編集は明日からと決めています。今日の夜は河川敷に散歩です。時間は確実に流れていきます。去年の夏の映画を完成させるつもりです。あと、完成させている台本を映画にすること。「信じたり、祈ったり」という作品をぽつぽつとやります。
そしてルアプルでの活動で受ける刺激は大きいです。
修行は続くのです。

夜のドライブ

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もうすぐコダマが帰る予定なので、彼を白金台にあるデザートの美味い店に連れて行こうと夜に思い立ち、レンタカーして東京の街を車で走る。ゆらゆら帝国の「Sweet Spot」を聴きながら。
起きても稽古はもうない。話せる奴は帰ってしまう。以前コダマとはスカイプで長い時間話し続けていると、同居人のハシモトとムトウの女ギャング軍団に付き合いたてのカップル呼ばわりをされてしまう。話したい人と話してなにが悪いってんだ。あと、小林光春と一緒に「河童のまぼろし」と「ゴーストアース」をコダマに見せることにも成功した。面白い感想をもらい、色々と過去作について考える事ができた。
稽古場の町屋ひろば館が好きだった。建物の中では子供たちがわーわー遊んでいた。うるさかったけど、作品を作っていく過程で内容に影響を及ぼしたのは事実だ。ほんとに何も決めずに作り始めたが、出来たものは自分の中から生み出したものだったと思う。太陽と地球を足下に見つけて、太陽と地球をシンプルに考えた。
幼稚さについて真剣に取り組もうと思った。
さあ、今日から編集だ。仕上げの覚悟は決まった。

本を買う

久しぶりに本屋へと行く。
大量購入。阿部和重さんの「ピストルズ」を買いたくて行ったけど、姫野カオルコさんの新作が出ていて、傑作の予感が漂っていたのでそれも購入。さらに二点。お金よりも大切な何かってのを発見することを期待している。
時間があります。休む必要がある。もちろんインプットしたいってこと。
渡辺家から舞台のアンケートが届いて、感想を真摯に述べてくれる人がいることを感謝する。
会いたい人には会いにいこうと思っている。会いたい人には会いたい。ただそれだけです。
あっという間にひとりぼっちでやっていく覚悟が出来た。これが大事。だから大切にするべきものはすぐに発見出来る。それがいまは分かる。
あと、ツイッターを始めた。やるべきだと思った。やらないと言っていたけど前言撤回。ツイッターで繋がってくれた人が遠くから舞台を見に来てくれたのが嬉しかった。それ以外に理由なんてない。日記は止めない。
そろそろ写真を再開しよう。シャッターを切る。素直にやりたい。

群馬へ、そして桜。

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今日は朝早くに宮沢さんの家に集合して珈琲をご馳走になったあとに、宮沢さんの運転する車で笠木さん謙一さんと自分の四人で榛名山へと向かう。群馬県までひた走る。そして到着する。榛名湖のまわりを大きな馬が回る。それからそばを食したら、さらに奥へ。
東京から遠く離れて、荒涼とした景色の世界を歩く。カメラをまわしてもどこも同じような景色だった。雪が残っていた。山は寒かった。そしてこのような場所へとあの時代の若者は向かっていった。
耳を澄ますと鳥の声が静かに聴こえてきた。
東京は遠い。人も遠い。
帰り道。宮沢さんが桜のすごい道があるのを思い出したと車を走らせると、見事な桜の道が現れた。それはとても長く続いていて、この道に果てはあるけども果てはないと思って楽しもうとなった。信じられないくらい綺麗だった。桜吹雪が宙を舞っていた。