2012/5/2橋本和加子について

橋本和加子が「家の内臓」に出演しているのを見にいった。
そこで、彼女の良さを是非書こうと思っているのですが、どういうとこから書けばいいのか。まず、「家の内臓」では、両親と同じ職場で働く娘の役で、母親との会話は見ていて好きなシーンで、、、うーん、言葉で彼女の良さを語るのは難しい。見てもらったら分かるんです、としか結局は言えません。たとえば、可愛い人ですよといっても、それ以上の良さが彼女にはあって、それは実際に見たらわかるんですが、つまり可愛いとかそういうところで片付ける事は出来ない。彼女の場合、どちらかといえば元々持っている人間性の方が表面上に突出してて、彼女が岡崎藝術座に出た時に、演出の神里雄大くんに「業が深い」って言葉を言われたみたいだけど、それはとても言い当ててるところがある気がして、そういうのが出ちゃう感じというか、表面的にはいろいろと中にあるもんが出ちゃってて分かりやすいので、そんな外に出ちゃうような薄さを持っていながら業が深いってのが彼女の矛盾した魅力というか、それってイメージしてみると、いわゆる子供とか老人のような感じなので、子供みたいとおもって見ると分かりやすくなるのかもしれません。分かりやすくする必要はまったくないのですが、真面目なのか馬鹿なのか分からない子供をみているような気持ちというか。まあ、大学からの長い付き合いで、いつも変わらず根っからの真面目っぷりを見てますが、その真面目さのせいで損してるとこはあるんだろうなと思います。彼女の場合、見事なまでに嘘がまったくなくて表面上に剥き出し状態で、身近な同性から絶大な人気を得ているのを見ているとわかります。いまではカッコいいと言われることもある彼女です。
作品履歴を見ていると、宮沢章夫さんや岡田利規さんや前田司郎さんや神里雄大さんなど、素晴らしい演出家と作品に恵まれていますが、どんどん活躍する彼女を見たいとおもっている自分としては、ぜひ彼女を一度見たらどうかと言いたいです。さっきも書きましたが、とにかく彼女の良さは見たらわかるはずで、結局見て分からない奴は放っとくしかないですが、彼女は本物だとおもいます。

2012/4/30カウリスマキ

渋谷へ。カウリスマキをみる。嘘つきによる最高のハッピーエンド。
今年は映画を山ほど見よう。
丁寧に作ると乱暴なものになっていくってことだとおもいます。

2012/4/294月も終わる。

集団について、というか、表現する事、これからの在り方についてずっと考えている。

楽しみたいんだけど、絶望してるのは隠せない。
で、作る事だけは続けたいし、いつだって感謝しなきゃいけない人は沢山いて、そのとき初めに浮かんでくるのは宮沢章夫さんで、あのときシアタートラムで「トーキョー・ボディ」を見てなかったら芸大なんて恥ずかしくて絶対に行ってないし、映画も舞台もつくっていなかった。目立つのとか苦手だったから。そして、京都の大学で、まったく興味をもっていなかったドキュメンタリーの世界を見せてくれた佐藤真さんがいなかったら、結局、大学を辞めるか、卒業後は普通に就職していたのだろう。お二方の表現に真摯に向き合っている姿勢を体感して、教わった事が、自分にかなり強い影響を与えているし、それはその二人を選んだ自分がそういう資質を持っていたことも多少はあるのかもしれない。それは、手抜きとか、馴れ合いを許していなかったこととか。全ての物事を駄目にしているのは馴れ合いだと本気でおもう。
最近、佐藤さんのことを思い出すことが多い。
ちゃんと今の自分が佐藤さんと向き合って話す事が出来るのか、不安だ。
森達也さんが言うように「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」とおもう。
きっと全ての経験を味方につけるのは自分次第だ。

きょうは東京乾電池という劇団の芝居をみる。女性ばかりのミュージカルで、ただ人を見てた。
幕が手作りでとても可愛かった。誘ってくれた太田(順子)さんも可愛らしかった。
そのあと、新宿のタワレコで杉本(佳一)さんによるFilFlaの新譜を買った。
聴いたけど最高だった。

みんな自分なんかより頑張ってると、そう思うようにしてる。
だから、人に気軽に頑張ってと言わないようにする。
誰の事もどうとも言えない。

2012/4/25跋扈してやれ

まあ、集団のことなんですが、たとえば劇団とかそういうことですが、たぶん集団って良いもんですよね。
俺、それが苦手みたいで、全然ダメなんです。だから俺が集団でものをつくっているってこと自体、たぶん破綻してるんです。べつにだからって、一緒にやる皆のことが嫌いとか、そんなつまんない話じゃなくて、出来るだけちゃんとやりたいと思っていて、ちゃんとってのが、なによりも難しいことで、それがいつでも出来る人間ではないので、だからちゃんとやろうと、それは作品をつくること一点なんですが、それをちゃんとしないと辛い人間なので、だからやるんですけど、ちゃんとってのは自分にとってのそれだから、誰かとそれを共有しようとかそんな気持ちはこれっぽっちもなくて、俺は俺でなんですが、ちゃんとやるってのは自分で決めたいし、自分で責任を負いたいので、このバストリオっていう名前の活動は、基本的に自分一人のユニットの活動なんですが、たとえば役者で作品に参加してくれる人も、別にバストリオの人とかじゃなくて、それはその人でいるのがいいし、なんにせよ、自覚をもっている人とやっていきたいとおもっていて、その自覚って、誰かとか集団とかによって与えられるものより、その人自身によって決めれていたらいいのになと、そんな風なことを考えていて、なんにせよこういうことは子供の頃から考えているので、いまだになんにも成長がないのですが、何が変わったかといえば、やはりいまも一人でちゃんとやれるようになりたいということで、そのちゃんとってのが何なのかは、そこまで具体的じゃないし、そういったことを言葉にして説明するのが苦手だったりもして、誰からも誤解される気がしますし、それについてすこしだけ諦めているので、自分としては社会に出てる人間だという自覚を持っていて、どこかに属したことがないことを何よりも否定的な事として判断してくる暴力的な人もいますが、そういう人は失礼な人なので付き合わないようにしますが、経験則だけで決めつける人間にとやかく言われる筋合いはないです。でも、言う権利は誰にだってあるんでしょうから、言えばいいとおもっていますし、この世界に生きている限りどこかに属しているので、勝手にやらせて頂きます。責任は負います。ちゃんとやれるように自分は自分の場所で頑張ってみます。それだけです。
ちなみに、バストリオのサイトでは役者を紹介しています。あくまで紹介。
いま橋本和加子という役者だけ載せていますが、彼女はフリーで活動する独立した役者です。
皆さんに愛されて欲しい役者です。「家の内臓」は今日から。浴衣を着てスズナリにいるはずです。

頭に浮かんだ「跋扈」っていい言葉です。
曽我部さんとTORTOISEのアルバムを聴きながら、百鬼夜行を思い浮かべながら。
あと、初めての小説を書き終えました。「この朝があたらしい」という変なカップルの話です。
これを映画にします。

2012/4/24モンスターズクラブ

映画を見ました。日本映画で、久しぶりに良いなとおもった。
特に、窪塚洋介さんという役者はすごかった。
生きるとか死ぬとか、つまんなくて、どうでもよくない。

文鳥と過ごす日々。生き物のこと。なんとなく考えている。
映画をいじる。
今月の終わりは観劇ラッシュ。

2012/4/23夜はそのまなざしの先に流れる

空気公団の方々と一緒に作品をつくりだす事になりました。

正直、空気公団のつくる音楽を聞いた事がなかったのですが、初めてバンドのメンバーの方々と会って話をした時に、この人たちとやってみたいと素直に思えたので(それが自分にとっては唯一大事)、次にお会いした時には是非やりますと返事しました。もちろん素晴らしい音楽家の方々との仕事には責任を感じますが、楽しい事ができそうだし、自分だけじゃやれないことが発見出来るんじゃないかと、俺にとって面白いなと感じる事が沢山ありそうな予感がします。7月6日には日本橋公会堂にてライブです。パフォーマンスというか、おそらく全体の演出ということに近いことになる、と思います。
というわけで、タイトルや頂いたデモ曲から自分のイメージが浮かんでくるのを待っている日々です。
やりたいことはぽつぽつと出ています。
というわけで、これのキャストを見つけないといけないな。必要だ。

あと、5月は短編をつくろうと思っています。

2012/4/22KAATへ

並んでるのを見たい欲望ってなんだろう。
起きて、本とか映画を見て、色々と考えていた。
これからいくつかの作品を作る予定があります。衣装をいつも作ってくれる安食くんにも久しぶりに会って相談をした。忙しくなるまえに。で、映画の編集は続いていて、いまは『3人、』の音楽のことを考えていこうという感じです。
いまは我慢して、沢山溜め込んでいこうとおもっていますが、なにを見てもピンと来ないし酷く毒づいてしまうのでなんとも哀しい人生になっており、先ほども日本映画を借りてみてたら「こいつバカじゃねえか」「ふざけんな」「だせえぞ」となったので止めました。好きなもんが多いようで好きなもんが少なすぎて、だからこそ好きなもんを大切にしなくてはと必死なのかもしれません。絶滅しそうです。いまはどうしても暴力的になってしまう。圧倒的にじぶんで決めていきたいので、例えば、絶滅危惧種を見つめてると、死んでしまうこととかよく分かるから見ていたい、という感じです。
全然例えになっていないな。

いま、画家のことばかり強く考えています。絵画です。絵は描きませんが、画家がなにかを描く感じに引っかかりを感じていて、ああ、そうやってやるよなと、強く実感しながら映画と舞台をつくっていきたいし、いままでもそうやっていきたかったんだと思ってるし、なによりも最近はそれが掴めてきてるというのが実感としてあって、その絵の具のグチャって感じ、そのタッチを、舞台『Rock and Roll』では出せてきてたので、ちょっと映画でもやれる気がしているから、はやく新作を撮りたいなとおもっている。そういえば、ジャームッシュの作品にはタッチがあるし、なにより優しいし好きです。優しいって、普通に強い、だってそれが難しいし、ほんとに。
だからってわけじゃないですが凶暴で優しいのがつくりたい。

チェルフィッチュ「現在地」初日を見にいった。
まだ感銘は受けない。けど、これは良くなっていくことができるほどまだ公演をやれる作品ってことがあるのかもしれない。単純に羨ましい、沢山やれるって。育てていける作品をつくれる環境が早く自分も欲しい。二時間、ストイックだった。集中力があって、強いもんが出来そうで、ナーバスで、新しいという驚きはなかったけど、とても怒っているなと、それが見たかったのでよかった。
しかし山崎ルキノさん、すばらしい。そしてやはり上村梓の声!
終わってから初日乾杯に参加させていただき、ハムとビールをいただき、そのあと矢沢(誠)さんと足立(智充)さんと、出演者の佐々木(幸子)さんと安藤(真理)さんと(上村)梓と飲み屋に。人見知りなので皆の話を聞いていた。楽しかった。終電で横浜から北千住へ。帰りの電車ではドラマターグと演出助手をされているセバスチャン・ブロイと少し話して、おもしろかった。
そういえば、隣では江原啓之さんが何かやっているようだった。最近見なくなったな。
KAATでかくて綺麗。26日にもう一回見る。

2012/4/17→はびよんと撓る

肥大や拡張などは愚かな気持ちになるので、出来るだけ拡張や膨張という感じがいい。
→のイメージ。

ひとまず役者を選びました。
これからオーディションはあまりしないと思います。最初は役者の知り合いなど一人もおらず、出たいと思う人もおらず、橋本和加子と児玉悟之を中心にしてなんとかやってきました。でも一緒にやっていける/いきたいと思う役者たちに出会えたというのがあって、これまでのようにフラットにして役者を集めていくということになかなか無理が出てきていて、新しい感触をいれるためにやることはあっても、基本的に一緒に作っていきたい人たちとやるべきだと感じています。なかなかよくぞ出会ってくれたという人には会えませんからね。今回は数人すぐに決まって、でもやはり枠を広げて、悩んで、選びました。自分にもっと負荷をかけてやっていく。楽しないように。
バイアスがかかっていて、さらにそこから自由なそれを見たい。
自分の作品の可能性を広げてくれる人たちが集まったので、挑戦していきたい。稽古が楽しみです。そして、つくりますが、二つに分裂するかもしれないといま感じていて、いろいろと動き出す前には決めていこうと考えていますが、なんだか、二つに分裂してしまうような気がしています。作品のはなし。

おそらく夏の終わりまでにいくつか作品を生み出す。
いまのうちに体力を、まずは腰を治したい。
4月はインプットと編集に、ストイック。

2012/4/16『りんご村だより』

松倉如子さん。
大学から続いている数少ない友人の一人は歌手になりました。
最近、松倉さんから撮って欲しいと頼まれて、ひとりでカメラと三脚を担いで吉祥寺に向かい、その日のカメラ位置を決めて、客席にいるかのようにカメラを固定して記録します。俺はカメラと並んで、歌う彼女を見ています。この日も、そんな感じでした。
4月5日のライブから四曲アップする予定で、これは俺が好きな一曲です。
ちゃんと届いてくるとおもいます。

2012/4/15彼のような

キース・ムーンと猫。
ずっと好きなのはこの人。かっこいい。
必要なのはパンク、優しさ。
動物は裏切らない。

仕事の打ち合わせで麻布へ。
音楽を作っている人たちと長く話した。
人見知りを埋めるように口を動かしていた。いい人たちでよかった。
引き受ける返事をしたので、積極的に考えていく。一生懸命やってみる。
この話は、今月中に発表されるのでお待ちください。

で、バンドの方々とお話ししてたなかで印象的だったのは、ボーカルの方の仰った「そのとき、一人です」っていう言葉で、まさにそのとき一人だと強くおもうので、そこに共通理解があるならやれると思えて、なんだか嬉しかったです。

そういや、立川談志さんは銭湯は裏切らないと言ってました。
そう思います。