黄金のまどろみ

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昼間に起きました。寝坊だという事で、慌てて用意して出かける。
新しく買ったカメラがとても良いので、ご機嫌である。素晴らしい写真が撮れるじゃないか。
良いセピア、良い色。
土曜日である。最近忙しかったけど生活が今は落ち着いていて、約束通りに渡辺家にお邪魔する。
写真は公園で見つかったのでおんぶしている私と珠子です。
大絶賛のシチューに、デザートのケーキをたらふくご馳走になって、相変わらずの素晴らしい料理にすっかりと幸せな気分です。綺麗に撮れなかったので残念ながら料理は載せれず、お母さんすいません。次は綺麗に撮ります。
すっかりと仲良くなっているので色々とお母さんとも話し込んでしまう。ようやくバタついていた家の状況を説明出来たので、だいぶ楽になった。そういう訳で、昼から夜まで一緒に過ごしたのでした。
いまだに舞台のキャストが定まらないが、やるぞ。
そして日曜日である。買い物をする為に亀有へと向かう。
あーそうだと思い出し、映画『ゴールデンスランバー』を見ました。やはり中村義洋監督は最高です。外れがない。テレビのナレーションの声が中村さんの声で相変わらず良い声だなとニヤニヤする。最高のエンターテイメントだった。笠木(泉)さんの登場に惚れ惚れした。とても良い映画だったなー。
ちなみにポール派の自分は、ポールの話が出てきた時が感動ポイントでした。
あと仙台で高校時代を過ごしているので、懐かしい景色が映っていました。いま着々と仙台に家が建っているようですので、四月からは実家は仙台と決まるでしょう。
『生きている』の編集を再開。音楽が出来てきました。さあ、戯曲にも挑戦です。

四回転の理由

オリンピック観戦をした。
上村愛子さんを応援したモーグル以来で、男子フィギュアフリーだった。
これだ。こうやって選手は四年間続けてきた事をここで出す為に、自分の存在を証明する為に、沢山の事を乗り越えてここで見せてくれるのだ。それが、どういう結果であっても、この瞬間をこの場所で選手は感じる事が出来る。
そして彼らの努力などを一切知らない自分たちはこの瞬間を見て評価をしたり、感動したりする。
高橋君は四回転をするべきじゃないと言われながら、成功確率の低い四回転にチャレンジして失敗した。どうして四回転を跳んだのかと聞かれて、「挑戦して自分の最高の演技を目指すという事が、一人のスポーツマンとしての選択でそれ以外はなかった」という答えに震えた。やりたい事をやり続けている人の言葉だった。
圧倒的な説得力だった。感動。
これだよ。オリンピックとかスポーツってもんは、光景で見せてくれるんです。
自分もやるよ。
希望を持って、その場にいるという事に挑戦する一人の人間でありたい。
あと、ちなみに國母くんを応援している。生意気は良いんだ。
昨日の夜から朝まで、なんと京都の児玉とスカイプを8時間もしてしまった。なんて時間話してるんだろう。最初はホームページの話だったのに、何故か明け方にはウルフルズのドラマーであるサンコンJr.のブログを一緒にチェックしたのだ。あとは、まあ音楽の話だった。お互いの最近のマストをプレイしてDJ気分を味わう。そして待望のサニーデイ・サービスを想う。俺のベストは「スロウライダー」なのだ。

ほら、変わった。

ホームページが帰宅したら変わっていた。なるほど。
今日はあちこちをうろちょろと歩いていました。早稲田付近を散策です。何度か宮沢さんの研究室に来たときに、この辺が気になっていたのと、ギャラリーを訪ねるため。YUKA CONTEMPORARYです。
Tim Barber “UntitledPhotographs”の展示を見る。良い!凄く良い!たまらない!買いたい!欲しい!このあたりのニューヨーク発信のフォトグラファーたちは最高です。ギャラリーで色々と教えてくれた鶴野ゆかさんのおかげでとても楽しんだ。何だろうな。惹き付けられるな。バーバー。
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そのまま恵比寿へと向かう。勉強のために諏訪監督『ユキとニナ』を鑑賞。刺激的な映画。観客が三人とは残念。女の子二人の映画を撮る予定なので、色々と喚起された。しかし堂々とした大胆な変化だ。
そういえば、イーストウッド監督の『インビクタス』をおととい見た。これは違和感と感動が同居していて、いまだに語れないのだが、どうもアルドリッチ監督の『ロンゲスト・ヤード』と比べてしまい、個人的には劣っている印象だった。比べるのはまったく良くない事だが。でも始まってすぐのあたりはやはり泣いていた。

バレンタインあたりの日常の風景

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犬です。
近所の『多五作』というスッポン鍋の店が飼っているだろう犬です。「たごさく」と呼んでます。
ダラダラしている奴で見てて落ち着きます。久しぶりにこいつと波長が合うようなダラダラした身体になったんでしょう。寝て寝て寝て休んで休んで休んで食べて食べて食べて起きた起きた起きたのだった。
舞台のホンを書いて作る事になっていた。バルコニーの間に橋本と魚谷が劇場を決めていた。思い切っている。やるぞ。やる気満々だ。やれば出来る気持ちに溢れているのです。面白い事をしよう。理屈じゃなく。
一時の体調不良も脱してきて、ようやく落ち着いてきました。今年はどんどん動く気である。
そういえば、久しぶりにバルコニーを見に来ていてお会いした友人である映像作家の川部良太さんと話をして、山形の映画祭の事とか、インドの事とかを少し聞いて刺激を受けた。精力的にやってる人と話すのは良い。
あと、ホームページもリニューアルしています。
もうごちゃごちゃ言わずに枷にならないように、バストリオを使っていく事にしました。やらないなら、動かないなら、完全に壊せばいいと思っていましたが、やりたい事をやるだけでいいやと思ったら、やれそうな気がしてきました。もはや一人です。個人の場所です。そしたら色々と見えてきました。でも橋本は唯一メンバーですね。
ちなみにリニューアルしときながら、ちょこちょことページが変わっていくと思います。完成形じゃないです。
昨日、児玉とスカイプで長々とやりとりをして頼みましたので、また変わるということです。スカイプは面白いですね。こちら東京には今野、橋本、魚谷、小林がいて、あちら京都には児玉、chikinの山村(麻由美)さん、始めて話した大学の後輩の川口(聡)くんがいるという、大人数での面会のようなものが行われました。便利な世の中です。
あ、あと、子供達にも久々に会いました。期待ゼロだった14日の夕方、近所のユイタマ(結子と珠子)がわざわざチョコを持ってきてくれたので、小躍りしました。本命は他にいるようです。いやーありがとう。
そして、半田亜美さん宅へと行き、ツムちゃんと遊ぶ。ヨダレで服がべちゃべちゃになるまで遊びました。

さようなら

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ひとまず終わりました。たったの一日でしたが、それも逆に貴重で、色々な方に見て頂いて様々な意見をもらい、概ね好評だった事には励まされました。戯曲の事を、参加する事を、取り組み方を考え続けたラボ公演でした。
演出の上村聡さんとも打ち上げで話しましたが、もっと考える事は出来たし、やれる事はあったと受け止めながら、これを機にして何か新しい方向を見つけていきたいと思いました。
もっとラボとして、やっていくべき事があったんだと今、感じています。本番で気づく事が本当に多いです。参加して頂いた役者の皆さんがとても稽古場の雰囲気を作ってくれた事で楽しく進める事が出来て、稽古場でもっと発見出来たらと思いました。まあ、今回は役者でも出てみる事ができて、違う目線から物事を見てみて、刺激をもらいました。役者ってもんは、分からないけど、面白い。
ドイツ文化センターの人たちにも大変助けられて、管理人のおじさんにはとても癒された。
こういう機会を持てた事を皆様には感謝しております。ありがとうございました。
個人的には鈴木謙一さんにズボンを借りて、ウェイターを務めれました。色々と意見をもらえて嬉しかったです。
ラボ公演、参加できて良かったです。
2月12日、遠く九州で病気と戦っていた叔父さんが永眠しました。
公演終了後の打ち上げの席を外して、通夜を終えたおかんとばあちゃんとようやく電話出来ました。
本当に難しい病気と向き合って戦ってきたけど、最後は気持ちが切れてしまって、家に帰りたがっていたみたいで、それは誰にも何も言えない事だし、どうにもならないし、今度東京で会おうねという約束は果たせなかったけど、たぶん、ずっと病院で、自分よりも身近な人の事を心配しながら病気と向き合っていたんだろうし、自分なんかよりも大変な事を抱えながら、わざわざこちらを励ますような事をしてくれて、ほんとに有り難う。ほんとに会いたかった。もう二度と会えないんだな。やっぱり会えるって凄い事だ。だから会いたい人には今すぐにでも会いたいし、会った人とはちゃんと向きあいたい。人は死ぬ。当たり前だと思っていたことが、死んだ後、まわりの人たちにはしっかりと残されていくし、それを受け取って、また生きている事を感じて、飯を食べて、風呂に入って、眠ったら、次の朝が来ることの繰り返しに、もう一度出会える事で、残された人たちはその当たり前のことを生きていくことが出来るから、別れは丁寧にしたい。簡単に消えてしまうけど、簡単に別れたくはない。忘れたくたくない。
でも、さようなら伯父さん。これが伝えることが出来なかった別れの言葉です。
そして今日は久々の休日となります。何もしません。

センチメンタル、ファンタスティック

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自由に語ろうとすること/出来る限り誠実な方法で/ほんの小さな事からやるべきだ。
テオ・アンゲロプロスはかつてこう言ったのだ。
うん、やる。
青山一丁目へ。
そういや今日の稽古で、台詞を言いながら、階段がもう一段あると思いこんでエア階段をもう一歩上ってしまい、つまずいてしまった。共演者の皆さんは笑っていた。鈴木将一朗さんに吹き出すから本番は勘弁してよ、と言われたのでほんとに気をつけないといけないよ。
しっかし固い。なんて固さだ。固すぎる。うまくやろうとしても無駄だ。普通にしよう。でも普通って何だ。
右手と右足が一緒に出そうな勢いだ。
なんか子供映画が流行っているみたいだ。困ったな。流行で片付けてるだろうな。子供映画なんて昔からあるのに、くくりを作って楽に語ってるんだろうな。嫌だな。アメトークのせいかな。くくりで語るのは。違うかな。いつの間にか時代は始まったものをすぐにくくって、その終わりを待っているようだよ。チマチマするしかないのかな。
でも出会った子を撮るよ、俺は。出会っちゃったからね。出会ったらやるよ。
出会った人、好きな人は撮ってきてるって自負があるよ。
佐藤拓道さんと南波典子さんの事は結婚式から出産まで見つめているのです。早く麓を撮りたい。待っててね。
最近南波さんの日記に書いていた、出産後のお産の部屋で皆で眠ってしまったというあの時間は、自分の人生の中でもなんか本当に奇跡みたいな思い出になっている。
その後、帰りの電車の中で一人カメラを抱えて、ぼーっとしながら、光の射し込んできている客があまり乗っていない車内の中で感じたあの気持ちは絶対に手放したくないのだ。
だから撮るよ。写真も始める。その前にいよいよバルコニーの本番があるのでそちらに集中。
帰宅後、ハシモトに呼ばれて、京都にいる親友のコダマが作ってくれたホームページを見せてもらうが、もうちょっとポップさが欲しいと思った。いまちょっとこちらもあちらも忙しくて何も言えない。そういや一度ポップさ、ポップミュージックについてコダマと長い事語った日があったな。その時はポップがやはり一番凄いなという結論だった。

原始人が気になる

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眠ってない、んだけど、やる事は増えていくの、で、やります。
いっろいろとやる事がありまして、今日はいつもの稽古後のルアプル(遊園地再生事業団の制作チーム)での会議をいち早く抜ける。で、いま珈琲飲んで日記書いて一服でございます。明日は通しです。大変です。出演大変です。
しかし綺麗な映像を撮れるっていう事の快楽をちょっと知る事が出来たのは収穫だった。汚くてもいいじゃないかよと思っていた。じっくり見せる事、さっさと見せる事、面白ければどちらも素晴らしいと思う。
ちなみに自分は出会ったら撮ります。撮りたいものしか撮りません。
テレビの中ではスガシカオと佐野元春さんが喋っている。あー、なんて佐野さんは面白い人なんだ。
カタカナは臭い消し。なるほど。ちなみにバストリオはBUSSTRIOでもあるけど、いまからはカタカナでいこう宣言したんだけど、臭い消しだったのかもしれないと思ったりしたけど、まー全然名前にこだわりはないのだ。
同級生の小澤さんと喋った話によって喚起されて、様々なことに頭が向かっていくのですが、どうも前しか向いていかないってのが、嬉しい発見でありました。物語る。まあ、今日ハシモトが見に行った舞台のチラシにもいくつかありましたが、どうもいまは家族の事とかを書きたいんでしょうが、まあ説明を省いて身近、手近で収めて、大層な話でございますってのはどうも違うから、物語るっていうことを信じてみるというか、つまり物語る方法ってことだし、だからこそやりたい事が溢れておるのでしょうし、挑戦しがいがあるのでしょうし、語りたい事もあるのですが、その射程距離を広げてみたいですし、結局、「光」の為にやるべき事はあります。今も昔もどう伝えればいいのかは謎ですから、暴れまくりましょう。戦略を強く持ちつつ、すぐに手放しましょう。変化していくものをものにしてやりましょう。選ぶならばやはり簡単な道じゃなくて難しい方へ行きましょう。散らかってきました、まーいいや。おわり。
原始人のようにものに触り始めている/触りたいのかもしれない。
はい。明日も稽古だ。役者の皆さんが面白いよ。よし、風呂に入ろう。そして仕事に戻ろう。

今日こそ休まなくてどうするんだよ

休日だった。
久しぶりに何もしないようにしたのだが。
眠り、町をふらついて、家に遊びに来た小澤氏と色々と喋って、純平が企画したユニットの事をだらだらと作業して、『バルコニーの情景』の戯曲を読み、二階堂和美さんを聴いて凄く良くて最近のベストになって、岸田戯曲賞が『わが星』だった事を知ってそりゃ面白かったよアレはと思い、久々のジャさんの新作『四川のうた』の映像に圧倒されて、鶴瓶さんを追ったドキュメンタリーを見て、何だか聴きたくなった談志さんの「らくだ」を部屋で流し、ふっと映画が撮りたくなる日だった。意外と色々とやっていた。
改めて短編の脚本をめくり、シャープにしたくてニューマシンが必要だと思った。相手は子供だ。
そしてなんと、うちの橋本が演劇をやろうと計画を進めているのでなかなか大変だ。戯曲ってのを初めて書くことになりそうだ。ちなみにヤクはやめました。お腹はちょい痛っ程度になりましたので。
さらに暇を持て余し、昔の映画の予告編をちょっといじくって映像を綺麗にした。
大学3年生のときの『象徴の森』と、齊藤庸介さんと二日で作った『ゴーストアース』です。

一日の流れ

一日があっという間に終わっていく。
ちょこちょこと映画の事やって、本屋で『板尾日記5』を立ち読みして300年生きるっていう事を少しだけ考えて、ハマっている抹茶オレを家で飲んで、電車で青山の稽古場に向かって、宮沢さんや出演者やスタッフの皆で上村さん演出のもと前進していく。
あるシーンで出演者の加藤直美さんに「今野くんの動きが面白すぎる」と言われて、まったく自分じゃ分からないのだが変だったみたいだ。色々と必死だ。もっと戯曲を読まないと。
稽古後はお洒落なカフェで会議。色々と確認作業など。しっかりと進めていけるように。
笠木さんのおかげで凄く救われた。話せる人がいるっていうのは嬉しい。
八日は上手く休めればと思っている。近所の子供たちにも久しぶりに会いたい。

お腹さん

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薬の副作用ってのがこういうものとは初めての経験だった。
眠い。重い。ってのに支配されてしまって調子が狂ってしまう。
でもそのおかげで胃の痛みも大分マシになってきている。五日間は続けてみて、痛みも消えれば万々歳とする事にした。色々と身近な人たちを心配させてしまって、でも色々と声をかけてもらって有り難かったです。
やっぱ身体は大事だってのは当たり前の話なんですね。
稽古では変な歩き方を宮沢さんに指摘されて、まったく自覚がなくマズいと意識すればさらにグチャグチャに。
しかし稽古はえらく楽しんでます。岸さん面白いなー。
ということで、回復を待つのがもどかしい状態であります。お腹さん頼みます。