20150922

久しぶりに書きます。
いったい何から書いていいのか、作品のことをずっと考えてるとしか言いようがなくて、揺れつづけることはいつだって難しいです。雰囲気とか空気感とかクソ食らえなので、そういったものにならないように必死で、なにより今回集まった初めて一緒にやる人たちをもっともっとよく見せたいし、意識的にじぶんを軽んじることなく立てるようにひたすら見続けるしかないし、全然まだまだ足りないし、時間も足りないし、ひたすら作品とも人とも向き合って、発見と発明のために本番までの時間を一分一秒も無駄にせず、すべて作品へとつぎ込むしかないのです。生きものを育てるようなものです。こうやって理由ではなく、作るってことを生み出すことを見つめるしかないのです。演劇について語りたくなんてないし、わかった気になるほどバカではないし、思い入れもありません。
単独でやってきたつもりです。

演劇っていうものがどういうものか知らないし、自分がつくっているものがなんなのかなんて簡単に説明できません。それが僕の見てる世界だとしかいいようがありません。
みんなが騒ぎ立ててる時にだって、ひたすら静かに悲しみと向き合っている人たちが遠くで生きているということが簡単に忘れられていくことが、怒りや悲しみを通り越して、ほんとにそこから感じるものがある。だれもいない風景に心が揺れている。もう同じとか違うとかでもなくなってるんです。自分の生きている時間の外にあるものを見ることから目を背けずに、絶望とも違った、ちいさな光といえるようなものがあるのか、最後までやってみます。
徹底的にやったほうがいいです。
これからすべて捨てて向き合います。