20150815

終戦記念日。
友人の齊藤庸介さんに誘われて映画を観にいく。ポレポレ東中野は久しぶり、だいぶ前に大嫌いな映画をみて新宿まで歩いて帰ったとき以来だ。もっと前に編集を担当したドキュメンタリー映画『ブラジルからきたおじいちゃん』が上映されたときに来たとおもう。
今回は『沖縄 うりずんの雨』というユンカーマン監督の映画である。ユンカーマンさんは佐藤真さんの友人であり一度だけお会いしたことがあった。いま、とても、沖縄に興味があって見なくてはと考えていたのでありがたい誘いだった。証言の記録で構成されていて、丁寧なつくりだった。戦争について、レイプについて、加害したことによって地獄に堕ちると繰り返す男のはなしが印象に残り、やはり戦争は最悪だった。当たり前のことを粛々と伝えていき、沖縄の受けてきた重しを感じるシンプルな作り。一度行きたいと思っているけど、まだ行ってない沖縄。澄んだものが汚されてしまうことは、いま考えていることのひとつで、どう感じるかがすべてだし避ける気はない。『海ではない陸ではない』でも考えていたことだけど、さらに先へと思考をすすめたい。自分が感じることだけがすべてだ。

久しぶりの庸介さんはいつもどおり愉快。
ラーメンみたいなマットレスの良さについて熱弁してくれた。

やる事がある。それと心底向き合う。
稽古がはじまる。新しい人たちと何ができるのか。俺はやるよ。
みんなもやって欲しい。