出演者紹介その10

舞台『Rock and Roll』は終わりました。
忙しくなってしまい紹介出来なかった人物について書きます。忘れていたわけじゃないですよ。


橋本和加子さんです。
いままで大学時代から自分の作品のほとんどに参加している彼女ですが、今回の彼女はほんとに凄かった。始まってから終わるまで作品にのめり込み、気を抜く事も知らず、制作、演出助手、役者、舞台監督、などなど様々なことに全てで仕事をこなしていった。これほどやる人はあまり見れない。ルアプルでの笠木(泉)さん以来ではないか。一切、なにも言う事もなく、信頼を通り越えて彼女の作品だったといっても言い過ぎじゃないです。最後に充実している顔で清々しく泣いている彼女を見て、なんて素晴らしいのだと感動しました。『Rock and Roll』の体現者であったといえるとおもう。そして相変わらず、小屋入りしてからの橋本は出演者として作品の質を上げてくれる。やはり火をつけてくれましたね。凶暴な部分を、強度を見せつけます。頭じゃなく、身体でバストリオの作品を理解していっている。だから一日目が終わったとたんに、「こういう作品やったんやな、やるだけや」と言い放ちます。バストリオというのは優しいようで凶暴ですからね。彼女のムードメークと柔らかさと強さと意味不明さは無敵だと思っております。おそらく天才ですね。

以上、今野と澤田は次の機会に。では。