20160915

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おばあちゃんが亡くなりました。
そのことばかり考えたり、思い出したりして、作業していました。
九州の、戸畑の、あの家で過ごした時間のことは残っていて、じいちゃんとおばあちゃんが一緒に思い浮かんできて、どちらももういないんだと思うとやるせないし、もう話せないし、いつだって少し遅れてしまってその時には取り返しはつかない、その時のことを一生懸命に感じ取って、また新しい時間を始めていこうと思います。九州の地に行く時にはじいちゃんとおばあちゃんの顔を思い出すことにします。

九州には行けず仕事です、きょうは十五夜です。

新作に取りかかってます。
タイトルは『わたしたちのことを知ってるものはいない』、英題では『Nobody knows』です。
未知のことへ、世界を広げていく作業を、もっと手を伸ばして触れるためにも。
前作『Black and White and Ghosts』と、その前のWS公演『YOUNG YOUNG MACHINES』ではこれまでと違った発見がありました。今回の新作では八月の終わりに訪れた沖縄のことが入ってくると思います。革命的なもの、共生、不可能性、変容についてのアプローチを掘り下げたいと思ってます。大げさなことはやりたくないですが思考は続けてみます。
今回の出演者のことは稽古で楽しんでみてます。何ができるかはわかりません、理屈なんていらない、そのまんまの状態から、嘘つかず、中身をすり替えず、いつも通り新しくやっていきます。作りたいものが目の前に表れてくるのを逃さなければいいのです。
ぜひ11月、京都にも、東京の桜台にも、ぜひ見に来てもらえたらとありがたいです。

11月の終わりは大分にいきます。
「黒と白と幽霊たち」を携えて、大分舞台芸術フェスティバルに初参加です。
どうぞ、大分の方々もよろしくお願いいたします。